レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」の地、アレッツォ県アンギアーリで手工芸品展が開かれていると聞き行ってきました。
アンギアーリを訪れるのは今年の1月以来。
(1月に訪れた時の様子はこちらから)
春の訪れたアンギアーリは空から降り注ぐ太陽の光と、山や平野に広がる鮮やかな緑とで、まるで違った町のように思えました。
建物のテラスや、道端には色鮮やかな花が飾られていて、町全体がとても生き生きとしていました。
今回この町を訪れたのはアンギアーリの街中全体が会場となった手工芸品展を見るためです。
町を歩いていると、いろいろな建物が解放されていて、そこにアーティストの作品や、この地域の名産品が販売されていました。
アンギエーリのあるカゼンティーノ地区の名産、伝統的な製法で作られる羊毛生地の“パンノ・カゼンティーノ”で作られた等身大の人形。
優しい光のアーティスティックなランプ。
木彫りの作品。
そして、この日はアンギアーリにある美術高校の校舎も開放されており、中に入って学校の様子や、作品を見ることもできました。
中世の街並みを残すアンギアーリの町そのものがすでに美術館のようですが、その町にある中世の建物の中に飾られた芸術品や、芸術とも呼べるこの地域の名産品の数々。小さな町ですが、半日まるまる楽しめました!
中世の町全体が展示会場というのも、なんとも贅沢な展示会ですね。
2016.4.27
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shiho
フィレンツェに2004年より在住。フィレンツェでイタリア人に日本語を教える日本語教師。
休日は、トスカーナの魅力を探しにドライブ。
おいしいもの、トスカーナの田舎、フィレンツェのきれいなものが大好き。

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