イタリアの朝は甘いブリオッシュと香りの高いコーヒーで始まります。
私は毎日Bar(バール)でコーヒーを飲んだり、朝食をとったりするわけではないのですが、
(イタリア人の中には毎日行く人もいます。もう、Barはイタリア文化なんですね。)
時々、Barで飲むコーヒーや、朝食が恋しくなります。
家でももちろんコーヒー(イタリアでコーヒーと言うとエスプレッソを意味します。)を毎朝飲みますが、
やっぱりBarで飲むコーヒーとはちょっと違うんですよね~。
まず、Barに入り、Barの店員さんたちにBuongiorno(ボンジョルノ)!と挨拶。
どこのBarも朝はショーケースやカウンターにいろんな種類のブリオッシュを並べているので、
自分の好きなブリオッシュを選んで受け取ります。
そして、コーヒーを注文しに、カウンターへ。
エスプレッソや、
エスプレッソに少しだけ泡立てたミルクを入れたカッフェ・マッキアートや、
カップチーノなどなど…
好きなコーヒーを注文します。
そして、カウンターで立ちながらブリオッシュを食べて、コーヒーを飲むのがイタリア流!
(席に座ることもできます。Barによっては席料金が発生するので、ご確認を。)
コーヒーを飲む前にコップ一杯の水を飲むイタリア人も多いです。
コーヒーを飲む前に水を飲むことによって、よりコーヒーの香りと味を楽しむことができるのだとか。
朝、込み合ったBarのカウンターで、コーヒー通のイタリア人たちのコーヒーの注文の仕方、飲み方を観察するのもなかなか面白いですし、
客との会話を楽しみながらも、テキパキといろんな種類のコーヒーを入れていく、正にプロのバリスタ(バーテンダー)たちの働きっぷりを見るのも興味深いです。
歌みたいに聞こえる心地よいイタリア語に、
エスプレッソマシーンの音、
そして、コーヒーの香ばしい香り…。
騒がしいはずなにの、
あ~~~~~、イタリアの朝だな~~~~!
と感じて、心地よい空間です。
さてさて、そんなわけで、朝食をBarでしてきたわけですが、
この日、私が注文したのは全粒粉のブリオッシュとカップチーノ。
もちろん、カウンターで立っていただきました。
バリスタが、カップチーノを入れてくれるとき、
「カカオも入れる?」
と聞いてくれたので、この日はカカオも入れて。
カップチーノにハートが浮かび上がってますね♪
ブリオッシュは中に何も入っていないタイプを選んだのですが、
モチモチで、生地自体が美味しかったです。
ちなみに…
イタリアでは朝食は“甘いもの”というのが一般的です。
「(伝統的な日本の朝食では)日本人は朝から焼き魚、卵焼き、お味噌汁、白ご飯を食べる」と言うと、
ほとんどのイタリア人に、
「朝からよくそんな重いものが食べられるね…。晩御飯だよ、それ。」と言われます。
私のイタリア人夫も、日本食は大好きですが、
朝から白ご飯は無理、
エスプレッソを飲まないと目が覚めない、一日が始まらない…
ということで、日本へ行くときはコーヒーとモカ(エスプレッソを入れる器具)をイタリアから持参するほどです。汗
それだけ、イタリア人にとって朝のコーヒーは大切なものなんですね。
2015.2.4

shiho

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