フィレンツェは芸術の都といわれるだけあって、国立の美術館美術館だけでも10以上あります。
これらの美術館の一部は、「グループ」になっています。
バルジェッロ美術館グループ(メディチ家礼拝堂、ダバンザーティ宮殿、マルテッリ家の邸宅、オルサンミケーレ教会)
今年から制度が変わり、ハイシーズンの第一日曜日無料が取りやめになった代わりに、無料日を各々の美術館の責任者が8日設定できることになりました。
各々の美術館単独の無料日までチェックしている旅行者はあまりおらず、ウフィッツィ美術館やアカデミア美術館は、予約を取ろうとして無料日のため予約できずに、その存在を知るケースが多いようです。
10月6日は、バルジェッロ美術館グループが無料の日でした。
ハイシーズンは、行列もできることのあるメディチ家礼拝堂も含まれていたのですが、観光客にこれらの美術館が無料であることはほとんど伝わっていなかったようです。
予約を取る必要がないので、公式サイトへのアクセスがほとんどなされていないことが要因だと思われます。
当日の無料日の告知の張り紙もイタリア語のみ。
出入口から中の様子をのぞき込み立ち去る外国人、あえて声をかけない職員。
なんだか残念な光景でした。
そんなバルジェッロ美術館グループ無料日のイベントとして、責任者(とても素敵なご婦人でした)みずからが、バルジェッロ、メディチ家礼拝堂、マルテッリ家の邸宅、ダバンザーティ宮殿と、直々にガイドをしてくださいました。

各々の美術館の歴史、そしてテーマを絞って解説をしてくださる形式で、とても興味深かったです。
次回のバルジェッログループ無料開館日の11月30日もガイドをおこなうとのことなので、イタリア語が理解できる方はぜひご参加ください。

ひさしぶりにバルジェッロ美術館を訪れたのですが、ベルニーニの名作、コスタンツァがミケランジェロの作品と並んで展示されていました。


バロックの展示室が修復のための措置のようですが、バロックの巨匠とルネサンスの巨匠の作品を並べて鑑賞することができて格別でした。
ダバンザーティ宮殿は、見どころの多くがある3階と4階は予約が必要となっています。
月曜から金曜日10:00、11:00、12:00の3回
土曜日と日曜日15:00、16:00、17:00の3回
一回の人数は25人までです。
Via Porta Rossa 13 – 50123 Firenze
Telefono +39 055 0649460
Email: mn-bar.museodavanzati@beniculturali.it
彫刻や邸宅、礼拝堂、その空間が美術館となっているこれらの美術館。
フィレンツェを訪れなければ味わえない貴重な体験ができる美術館です。
2019.10.16

shinako

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