2月18日。
雨模様の中、モンタルチーノでは「ベンヴェヌート・ブルネッロ(BENVENUTO BRUNELLO) 2018」が開催されていました。
毎年この時期になると、トスカーナのあちらこちらで、その年に発売される予定のワインの出来を占う試飲会たるものが開催されます。
フィレンツェでは、「キャンティ」や「キャンティクラシコ」、サンジミニャーノでは、「ベルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ」と既にあちこちで賑わいを見せていましたが、トスカーナと言えば、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」に右を譲るワインはありません。
樽熟成とボトル熟成を含めて5年以上かかる「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は、トスカーナの中でも最高級のワインにあたります。
会場には、多くの人で賑わっていました。
皆さん、メモを片手に試飲を堪能しています。
作り手は家族経営の所も多く、親の代から子に受け継がれ、家族ぐるみで試飲をサポートしている姿も見受けられます。
美味しさを伝えるための説明に熱が入るのが伝わってきます。
セカンドワインの「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」から「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2013」そして、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リセルバ2012」と段階を経て試飲させてくれました。
「2013年のブルネッロは、本来の重みと程よい酸がバランス良い出来の年になりました。」
とは、ある作り手さんのお話。
参加ワイナリーは135社の大規模な試飲会で、何杯試飲したのか覚えてないほど試飲した割には、悪酔いしないのは、それが厳選された上質のサンジョヴェーゼ種を丁寧に発酵させ、長期熟成した最高のワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」だからに他なりません。
最後に、グラッパのマエストロから、ほんの少しずつ、グラッパの試飲をさせていただきました。満面の笑みが、私たちの素敵な1日の終焉を飾ってくれたのでした。
2018.2.21

yuki

最新記事 by yuki (全て見る)
- フィレンツェの紋章とは? - 2019年3月27日
- 穴場の観光スポット、オルサンミケーレ教会 - 2019年3月20日
- イタリアのお米の種類 - 2019年3月13日
コメントを残す