フィレンツェ名物のTボーンステーキ、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。フィレンツェを訪れになる際は絶対に食べて頂きたいお料理です。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べる時はレストランへ行くことが多いですが、ここは本場のフィレンツェ!お肉を購入してお家で食べることも時には可能です。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナはキアニーナという品種の牛肉を使用します。
この日はそこでキアニーナ牛を飼育、そしてお肉を販売しているお店へ行き、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ用のお肉を購入することができました。
この日購入したお肉、他のお肉と一緒にケースに並べられていたわけではなく、「今日はビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ用のキアニーナありますか?」と聞くと奥から大きなブロックを出してきてくれました。
その大きなブロックを好みの厚さに切ってくれるのですが、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナなので薄いステーキにする訳にはいきません。しかし、夫と二人だけで食べるので、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナにしては最小限の厚みに。(それでも十分な厚み!)
こんな肉厚のステーキ用お肉が購入できるのも、フィレンツェならでは!
調理方法はシンプルに焼くだけ。でも、この焼き加減がとてもとても大切なのです!
なので、我が家ではビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを焼くのはいつもイタリア人の夫の役目です。
強火で焼くので、見た目お肉の外側はよく焼けているように見えますが、切り口からも分かるように…
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナで一番大切なのは…中がレアであること!
時々、フィレンツェを訪れる世界中からの外国人観光客の中で、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナをレストランで注文するときに「中までよく火を通してくれ」と注文される方がいるのだそうですが、フィレンツェ人としてはそれはなかなか許しがたいことだそうですよ。笑
かといって、生の肉を食べる習慣のない人たちにとっては抵抗があるというのも理解できます。
実際、私も初めてビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを見たときには「レアかぁ…」「生のお肉を食べるのはなぁ…」と抵抗がありました。
が!
今ではフィレンツェ人がビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは中が生が鉄則!というのがよく分かります。
焼き加減がレアであることによって、お肉本来の甘みを感じますし、お肉が柔らかい!
とても美味しいのです。
今となってはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べるのに何の抵抗もなくなりました。むしろ、大好きなメニューの一つです。
生のお肉はちょっと…という方も、騙されたと思って、是非一度チャレンジしてみてくださいね。
2016.4.20

shiho

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