皆様、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
今年のブログ第一弾はイタリア人の年末年始の過ごし方をご紹介します。
12月24日のクリスマスイヴからお祭りムードのイタリア。イタリア人はクリスマスは家族と過ごすことが多いです。
クリスマスは家族と過ごし、年越しは友達や恋人たちと過ごすことの多いイタリア人たち。
でも、イタリア人の年末年始の過ごし方は日本人のそれとはずいぶん違います。
12月31日大晦日は友達などと集まり、お家でパーティーをしながら、またはレストランで、年越しをする人が多いです。
大晦日は多くのレストランが大晦日用のディナーを用意しており、予約も早めにしないと埋まってしまうことが多いです。
また、フィレンツェでは大晦日の夜から年越しコンサートなどが多くの広場で催されます。
有名歌手を招待したコンサートだったり、オーケストラによるクラシックコンサートだったり…そのほとんどがチケットも何もない、その広場へ行けさえすれば聴くことができるコンサートです。(太っ腹!)
一昨年の年越し、私はフィレンツェのベッキオ宮殿前のシニョリーア広場へ行ったのですが、オーケストラの生演奏を聴きながらの年越しでした。
ただし!広場はすごい人!人!人!人!
午前0時が近づくと、カウントダウンが始まり、スパークリングワインを持参して広場に集まった人たちが、年が明けると同時にスパークリングワインの栓を抜きます。
ポン!ポン!ポン!といたるところから聞こえる栓を開ける音と、宙を飛び交うスパークリングワインの栓!
花火を持参していた人たちは花火をし、爆竹の音があちこちから聞こえ、お祭りモードも最高潮に達します。
そうしたお祭り騒ぎが夜遅くまで続き、元旦はというと…。
特に何もしないのです。
これには日本人の私はイタリアに来た当初ビックリしました。
元旦は多くのイタリア人が“休む”のです。
確かに、大晦日ら年越しにかけて、遅くまでフェスタなのですから、疲れていると言えば疲れているでしょうが…元旦がそれでいいの!?と日本人の私は物足りない気持ちになります。
もちろん初詣もありません。
やはり重要なミサはクリスマスのようです。
親戚等に新年のあいさつ…というのも特にありません。みんなクリスマスにあいさつをしたり、連絡を取ったりしますからね。
フィレンツェの元旦の街なかというのは、お店も閉まっていることが多いですし、がら~~~~んとしています。
そして、意外や意外(?)イタリア人は1月2日から働き始める人が多いのですよ。
日本ではお正月は三箇日がお休みというところが多いように思いますが、イタリアでお正月休みは基本的に元旦だけ。2日から出勤というケースが多いです。
やはり、イタリア人にとってはクリスマスと春にあるイースターが重要なお祭りであって、お正月は私たち日本人が思うほど特に重要ではないようです。
これも、イタリアと日本における文化と宗教の違いですね。
今回はお友達たちと我が家で豪華な魚料理を用意して年越しをしました。
でも…イタリア生活13年になりますが、お正月だけは未だに日本が恋しくなる私なのでした。
2017.1.2

shiho

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