フィレンツェの中心地の外れに「カッシーネ」という公園があります。
フィレンツェで一番大きいこの公園は、サイクリングなどのスポーツを楽しんだり、ピクニックをする人、犬の散歩など、日々、フィレンツェの人に親しまれています。
毎週決まって、火曜日の朝は、この公園で朝市が開かれます。
朝の10時。
早速、この朝市に来てみることにしました。
お天気が良いこともあり、既に人で賑わっています。
それぞれの店舗で、威勢の良い掛け声が上がり、ワクワク度は一気に急上昇していきます。
なんといっても、
「TUTTO 1EURO」(全部1ユーロ)
なんて書いてあったら、買う気が無くても気になっちゃいます。
戦利品を掴むため、必死になる主婦たち。
私は、どうしても食材が気になります。
多くの野菜が、1kg 1ユーロなんて豪語するお店もあります。スーパーより安いかもしれません。この安さに、ご近所さんが殺到します。
歩いていると、あちらでもこちらでも、呼び込みの声で、メルカートの盛り上がりは最高潮。
実演販売をするお店もありました。
スライサーのキレの良さを、こうして実演して販売するのですね。
この朝市には、食材のみならず、キッチングッズなどの生活用品、インテリアグッズ、洋服やカバンなどのファッショングッズなど、ありとあらゆる商品が、マーケットとして立ち並んでいます。
ついつい、目移りしてしまう多くの店の中で、この日、最も人気があったのは、こちらのお店。
バジリコやローズマリーなど、食材に使えるハーブの苗木を売っているお店です。
20ユーロを握りしめて、今か今かと、自分の番を待つおじちゃんたちが立ち並んでいました。
こちらには、トマトの苗木も沢山あって、とっても、魅力的。
気がつけば、既にお昼の12時をまわっているのでした。
1週間に一度のお楽しみ。
朝市を見て、イタリアの庶民の風景を楽しむのもいいかもしれません。
但し、人混みの中、スリにはお気をつけて。
2017.4.19

yuki

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