フィレンツェの中央駅から徒歩3分の場所に、白、緑、ピンクの色大理石で飾られたファザードを持つサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。
この教会の建設工事が着工したのは1246年。フィレンツェのドゥオモ(大聖堂)よりも前のことだそうです。
教会内はとても広く、白と黒の大理石で縞模様が描かれているのが印象的です。
中央の天井からはジョット作の十字架像が。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会も、以前紹介したサンタ・クローチェ教会と同様、フィレンツェの大切な教会の一つで、内部に飾られている絵画、壁画などは、有名芸術家たちによる、これまた美術館顔負けの作品ばかりです。
マサッチョ作 三位一体。
ブルネレスキ作 十字架像。
中央礼拝堂はギルランダイオの描いたフレスコ画で埋め尽くされています。
ステンドグラスのデザインもギルランダイオによるものだそうです。
豪華なストロッツィ礼拝堂。
この礼拝堂にはフィリッピーノ・リッピ作のフレスコ画があります。
中央祭壇に向かって左側に回廊に出る出口があります。
目の前に広がるのは緑の回廊。
こちら側にはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会美術館があり、豪華な聖具や祭服が展示されています。
緑の回廊の側にあるスペイン人の大礼拝堂。
緑の回廊からまっすぐ伸びている細い道は死者の回廊。
美しい天井との下、壁と床に隙間なくあるのはお墓です。
いかがでしたでしょうか?
ここでご紹介できなかった写真が他にもたくさんあります。
それだけ見所の多い教会です。
また、日本でも有名な世界最古の薬局であるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局ももともとこの教会の修道士たちが始めました。
フィレンツェにいらっしゃることがあれば、是非、中を見学してもらいたい教会の一つです。
2015.5.27

shiho

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