クリスマス前のショッピングで賑わうフィレンツェですが、美術館はこの時期はびっくりするほど空いています。

ホテルのロビーもこの時期ならではの装いです。
クリスマスと年末年始の旅行シーズンは、クリスマスから1月6日のエピファニアと呼ばれる祝日(フィレンツェでは、東方三賢王の時代行列が行われます)までです。
厳かにお祝いするカトリックのクリスマス、そして、はじけてお祭り騒ぎをする年越し、カレンダーでは、12月25日、12月26日、1月1日、1月6日が祝日です。
この期間、美術館や教会は、通常とは異なった営業時間となります。
毎年、各々の施設の判断で、開館日時が微妙に変更され、発表もけっこう直前になってからです。
フィレンツェのツーリストインフォメーションから、数日前、2019-2020の12/24~12/26、12/30~1/1、1/6の開館時間リストが発表されました。
それ以外の日にちは、特別な変更は無いということになります。
ちなみに、1月5日は、第一日曜日で、国立美術館無料の日です。
ウフィッツィ美術館は、整理券制が続くと思います。整理券の発券は、当日朝7:15からで、入場枠が終了するまでです。いつも11時ごろにはなくなるようです。
他のフィレンツェの国立美術館は、並べば入場できますのでご安心ください。
クリスマス・年末年始の開館時間のポイント
●12月24日(クリスマスイブ)
ウフィツィ美術館、アカデミア美術館、ピッティ宮殿は、18時閉館と通常より1時間近く早く閉館します。
教会は、ほぼ通常通りです。
●12月25日(クリスマス)
美術館は、ほぼすべて閉館、大聖堂も、クーポラ、美術館すべて閉館です。
サンタマリアノベッラ教会、サンタトリニタ教会など、一部の教会は入場できます。リストでご確認ください。
●12月26日(祝日)
(毎年この日から観光客が急に増える印象があります。)
ヴェッキオ宮殿は、26日~30日まで、特別に23:00まで開館です。
メディチ家礼拝堂は、通常13:50閉館のところ、延長され、17:50閉館です。
美術館は、ほぼ通常通り開館です。
サンタクローチェ教会、サンロレンツォ教会は、閉館です。
クーポラは、13:00~16:00の開館です。
その他の教会は、ほぼ通常通りです。
●12月30日
月曜日ですが、ウフィッツィ美術館、アカデミア美術館が、特別開館となります。
メディチ家礼拝堂は、この日も午後17:50まで開館時間が延長されます。
●12月31日(大晦日)
(この日は、18時ごろから町中が騒然としてきます。)
イブ同様、ウフィッツィ美術館、アカデミア美術館、ピッティ宮殿が、18:00閉館です。
大聖堂は14:30まで、クーポラも15:00閉館です。
●1/1(元旦)
(年越しのバカ騒ぎで、元旦の午前中は、街が死んだように静まり返ります。)
国立美術館は、ボーボリ庭園以外閉館です。
ヴェッキオ宮殿は、14:00~19:00開館です。
大聖堂とクーポラなどドゥオーモ関連施設は、すべて閉館です。
クリスマス閉館の教会は、元旦も閉館にする形です。
●1月6日(エピファニアの祝日)
(バーゲンもこの日からです。)
この日も月曜ですが、ウフィッツィ美術館、アカデミア美術館は、特別開館です。
大聖堂とクーポラは閉館です。洗礼堂、鐘楼は13:30まで開館です。
サンロレンツォ教会は、閉館です。
12月24日~26日のリストは下記です。(クリックすると、リンクで見ることができます)
12月30日~1月1日、1月6日のリストは下記です。(クリックすると、リンクで見ることができます)
なお、大聖堂のクーポラは、完全予約制です。
宗教行事で閉館が多く、開館時間も短い日が多いこの時期は、早めのご予約をお勧めします。
早朝は霧でパノラマが楽しめない可能性が高いこの季節は、お昼ごろからがお勧めです。
観光客の増加により、お休みにもかかわらず開館する施設が増えました。ありがたい限りです。
それでもクリスマス、元旦の閉館が多いのですが、ピサの斜塔は365日オープンしています。
これらの日は、半日ピサ観光するのも、ひとつの過ごし方かもしれません。
2019.12.18

shinako

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