2016年のイースター(復活祭)は3月27日でした。
イースターは移動祭日のため、クリスマスほど日本には定着していないキリスト教の祭日ですが、十字架にかけられたキリストが三日目に復活したことを祝うキリスト教徒にとってはクリスマスよりも重要なお祭りです。
イースターの日まで快晴の続いていたフィレンツェ。イースタームードのフィレンツェの街中を散歩中、大聖堂に立ち寄りました。
私が大聖堂を訪れたのはイースターの5日前。なので、イースターの前日までの1週間“聖週間”の期間に当たります。
中に入ると特に変わった様子はなく…いつもと同じ…と思ったのですが…
祭壇の方を見てみると、十字架が!
祭壇の中央にあるキリスト磔刑像に紫色の布がかぶせてあって、キリストの像が見えません。
この布はイースター当日、キリストの復活の日までかけられるそうです。
大聖堂を出て、町を歩いていると、目に入るのは…イースターエッグ!
イースターにイタリアではチョコレートのイースターエッグを子供から大人まで、親しい人にプレゼントします。
なので、イースターの時期は町中で美しいデコレーションのされたイースターエッグを見かけます。
アーティスティックなイースターエッグ。
春らしいラッピングのイースターエッグ。
ウィンドーに飾られた小さいイースターエッグもかわいい。
他にも小さい卵や、ひよこ型のチョコレートなんかも。
このイースターエッグ、中は空洞になっていて、サプライズのプレゼントが入っているんです!
例えば…去年のイースターに私がイタリア人家族からもらったイースターエッグにはブレスレットが入っていましたよ。
一年に一度プレゼントし合うイースターエッグ。
子供だけでなく、大人も、もらって、中に何が入っているのかドキドキしながら開けるのが楽しみです!
もちろん、お目当てはプレゼントだけでなく、チョコレートも。そのまま食べても美味しいですし、イタリアマンマはイースターエッグのチョコでケーキなど、いろいろなお菓子を作るんですよ。
さてさて、イースターも終わり、本格的に春の訪れです。“花の都”と呼ばれるフィレンツェにふさわしい季節の到来です!
2016.3.30

shiho

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