「スローフード」といえば、イタリアが発祥の地。
「マンジャーレ」の国イタリアは、その土地の伝統的な食文化や食材を大切にしています。
そんなイタリアでも、意外に存在するスローフード的ファーストフード。
ランプレドットといえば、もつ煮込みサンドイッチで、フィレンツェでは有名なファーストフードですが、これ以外にも、いろいろあるのです。
まずは、パニーノ。
トスカーナパンをスライスして、ハムやチーズを挟みます。食材の味を楽しむので、ソースはありません。
イタリアに来た頃は、「え~、これだけ?」なんて思ったものです。
でも、これが、不思議と美味しい。
味のないパンも、生ハムやチーズが美味しければ、それで十分に美味しいのです。
時々、こんな食材も見受けられます。
お店にどーんと飾られた豚の姿。
これは、ポルケッタ。豚の丸焼き。
これも、パニーノでいただきます。
香草を巻いて塩胡椒した豚をじっくりと焼き上げたポルケッタは、外がカリッカリで、肉はジューシー。トスカーナでは有名です。
一口頬張ると、そのグロテスクな姿をついつい忘れてしまいます。
それから、最近ちょっとブームなのが、キアナ牛のハンバーガー。
キアナ牛といえば、ビステッカフィオレンティーナで有名ですが、その高級肉をミンチにしてハンバーガーにしたもの。
ステーキに比べて、はるかに手頃なお値段のこちらは、人気急上昇中です。
こんなのもありました。
フォカッチャにトマトソースと季節の野菜を挟んでオーブンで焼いたもの。
ピザに近い感じです。
とろけたチーズがなんともそそられます。
イタリアのファーストフード。
10ユーロでお釣りが戻ってくるのも嬉しいところです。
レストランでじっくり食事も良いですが、サクッと腹ごなしに楽しめるものがたくさんあるって嬉しいですね。
2018.4.11

yuki

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