12月8日は聖母マリアの無原罪の宿りの祝日(Festa dell’Immacolata)です。この日から本格的なクリスマスシーズに入ります。
イタリアに住み始めて12年。12月8日と言えば、「クリスマスツリーを飾る日」というイメージの強い私。
イタリアの多くの家庭では、この日にクリスマスツリーを飾るのが伝統です。
私だけでなく、多くのイタリア人もそのイメージが強いのではないかと思います。
今年も伝統にそってイタリア人夫の実家ではこの日に本物のモミの木のクリスマスツリーにマンマが飾り付けをしました。
私の夫のマンマはクリスマスにかなり本格的なプレゼーピオ(キリストが生まれたシーンを表現した模型)を飾ります。
今年は例年より気合が入っていて、なんと3階建てのプレゼーピオでした!
イエス・キリストの誕生日は12月25日なので、クリスマス当日までマンマのプレゼーピオにも赤ん坊のキリストはいません。
羊たちもいっぱいです。
さて、この12月8日の祝日、「聖母マリアの無原罪の宿りの祝日」なんですが、名前からして私はずっと、聖母マリアがイエス・キリストを妊娠した日だと思っていました。
(多くのイタリア人もそう思っているようですが…。)
12月8日に妊娠して、12月25日に出産なんて、超スピード出産だなとは思ってはいましたが、そこはイエス・キリスト。きっと奇跡が起こったのだと、一人で納得していました。
ところが、去年だったか、一昨年だったか…敬虔なキリスト教徒のイタリア人の知り合いが、
「12月8日は聖母マリアがキリストを妊娠した日じゃないよ。
聖母マリアの母アンナが聖母マリアを妊娠した日だよ。」
と教えてくれました。
カトリックでは無原罪の宿りというのは聖母マリアがその母のお腹に宿ったときのことをいうのだそうです。
(私は長い間キリストが聖母マリアのお腹に宿ったときだと勘違いしていました。)
今では12月8日が何の祝日なのか分かって、クリスマスという行事が更に身近に感じられるような気がします。
イタリアでの一大イベント、ナターレ(クリスマス)!
フィレンツェの町も、家庭も、もう準備万端です!
~おまけ~
夫の実家で家族みんなでランチをしたとき、義妹がペットの犬を連れてきていたのですが…ワンちゃんもクリスマスの準備万端でした!
2016.12.14

shiho

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