エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャの郊外に、ミラノの食博の影響を受け誕生した食博常設会場FICO(フィーコ)。
8ヘクタールの広大な敷地に作られた会場は、食べ物が私たちの口に入るまでにどのような過程を経ているのかを実体験しつつ、昔から培われてきたイタリアの豊かな食文化を再認識できるように作られています。
オープンから2年経ち、新しいボローニャの観光名所として定着した感じです。
行き方は、ボローニャ中央駅前の大通りを渡った正面のバス停から、約20分。平日は30分に1本運行しています。
シャトルバスの切符は、片道5ユーロ、往復だと7ユーロ。シャトルバスは、旧市街地の中心にも停車するので街の観光への移動もスムーズです。
シャトルバスの切符はバス停目の前のバール兼タバッキで販売しています。
乗車したらティンブロ(刻印)を忘れずに。
見本市会場や大学キャンバスを通り到着です。
入場は無料です。
館内は広大なので、イタリアの有名自転車メーカー「ビアンキ」の貸自転車もあります。
館内には、さまざまな食品加工工場があり、ガラス張りで見学する事が出来、製造されたものも販売もされています。
1人15ユーロでイタリア語または英語の1時間ほどのツアーがあります。
会場全体の構成、材料となる家畜小屋に飼育されている動物たちから説明は始まり、
生ハム、チーズ、モルタデッラソーセージ、パスタ、お菓子、パン、バルサミコ酢など、主要パビリオンの製造工程の説明や試食も組み込まれていて理解が深まります。
お食事は、ミシュランの星を取ったレストランの支店から、イタリアの伝統的なストリートフードまで、お好みに合わせて様々設置されています。
生ハムパビリオンでは、有料で生ハムのテイスティングプレートとワインなど、パビリオンごとに性格の異なる味が楽しめるようになっていて、販売もされています。
観光客だけでなく、食材店として利用しているらしき地元の方も見受けられました。
食に興味のある方はぜひ訪れてみてください。
週末は来場者が多いので特設屋台も多く、イベントやデモンストレーションがたくさんあります。

shinako

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