トスカーナで厳格な外出禁止、移動禁止が始まって1か月が経ちました。
それなりに家で過ごすことにも慣れ、運動不足の日々を続けています。
そんな屋内で体をなまけさせた生活に警告となったニュースが、これまで感染死者がない日もあったフィレンツェで、外出禁止を始めて3週間過ぎてから毎日10人近くの死者が出るようになったこと。みんなびっくりするほどルールを守っているのになぜ???
薬のないコロナウィルスの体の対策は、マスクや手袋などで感染防止すること、
それでも入ってしまったウィルスは抵抗力、免疫力で抑え込んで排除、
健康増進がんばろう!
と、心を引き締めた復活祭ウィークでした。
暗いニュースが多い中で、最大の良い副作用が大気の浄化が進んでいること。
衛星からもわかるほどだそうです。
実際、排気ガスのにおいがしないし、マスクをしているので歩きタバコの人もみかけないです。
● きれいになったのは海も、ヴェネツィアの濁った運河が透明感を取り戻し、魚の群れが見えるようになったのはすでに有名だと思います。
● フィレンツェの住宅商業地区で、ひとけのない町なかをカルガモ親子がお散歩。
● ここまでは可愛いのですが、セストフィオレンティーノというフィレンツェの隣、ジノリの本拠地の伝統のあるフィレンツェの衛星都市の町なかで、なんとオオカミが出没したのです。
まだ明るい時間です。
道にあまりにも人がないので、強盗被害の心配はしていたのですが、まさかの狼。
そんなに遠くからやってきたはずもなく、トレッキングやマウンテンバイクを楽しんでいる丘に生息しているのかと思うとちょっと怖くなりました。
今朝、お隣のお宅の大きな木の枝の上をリスが走っていくのを見ました!
また、ペットロッソと呼ばれる胸元が朱赤の小鳥も見かけました。
町の中に野生動物が元気に生活しているのだなとしみじみ感じました。
この緊急措置で改善された環境を少しでも維持し続けていきたいものだなと思います。
4月14日から、子ども用の衣料品店と本の販売が許可されました。
必要なところから営業再開業種を増やしつつあるのかなと思います。
次は理髪店、美容院を期待しています。
2020.4.15

shinako

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