レオナルド・ダ・ヴィンチが、フランスのアンボワーズで亡くなったのが500年前の5月2日(誕生日は1452年4月15日)。
フィレンツェで彼が主に過ごした時期は、14歳から29歳と、ミケランジェロがダビデ像を制作していたころの数年の滞在です。
ほとんどの彼の絵画は終焉の地、フランスにあります。
フィレンツェには、不運もかさなり、彼が携わった作品も含めて僅か3作品のみなのが残念です。
芸術家として青年期その当時の芸術の最先端のフィレンツェで過ごしたこと、晩年に入ったころ若きミケランジェロとの出会いなど、
彼の芸術家としての成長や刺激は、やっぱりこの街にあると思うのです。
そんな彼を間接的に扱った大型特別展、
レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠ベロッキオをテーマにした初の展示会が、ストロッツィ宮殿とバルジェッロ美術館で共同開催されています。
彼の成長期の芸術環境が作品を通して感じられます。
そしてもう一つの特別展、ヴェッキオ宮殿内の百合の間で、6月24日まで開催されている展示会、「レオナルド・ダ・ヴィンチとフィレンツェ」です。
この展示会は小規模ですが、彼の手書きのデザイン画やメモ、アトランティコ手稿(Codice Atlantico)の生涯にわたる重要な12枚が厳選されて展示されています。
ヴェッキオ宮殿の通常の入場料16.5ユーロで、この期間は貴重なレオナルド・ダ・ヴィンチの資料も見学できる特別企画。
開催中お越しのダ・ヴィンチファン必見スポットです。
来年はラファエロ没後500年どんな企画展があるのか楽しみです。
2019.4.17
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shinako
フィレンツェに2008年から在住。
観光ガイド。イタリア美術と食に関することが得意分野。
趣味は、創作、スキー、乗馬、合気道。最近、ヨガのマスターコースを受講。

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