今年の復活祭は、4月21日。
ブリンデッローネ(山車)に点火する吉兆を占うコロンバ(鳩)、
今年は順調に完ぺきな飛行を見せ、私同様なんだかホッとしたフィレンツェ市民が多かったのではないかと思います。
そんな復活祭のフィレンツェ、街中観光客であふれています。
今年は復活祭が遅かったので、イタリアの祭日の解放記念日4月25日、週末27、28日、祭日のメーデー5月1日と大型飛び石連休となっているのです。
ウフィツィ美術館やアカデミア美術館の予約販売はすでに1か月前から売り切れが出てしまっていました。
ゴールデンウィーク前半はかなりの混雑を覚悟しなくてはなりません。

しかし、後半はかなり落ち着くと思われます。
5月、藤が散り始め、アザレア、バラ、アイリス、アジサイ、とフィレンツェの庭園は花で彩られ、ミッレミリア(トスカーナを通るクラッシックカーの大レース)、ワインイベントのカンティーネ・アぺルテ(ワイナリー一般開放日)など、ヨーロッパらしいイベントがあるのですが、ガイドの仕事も少なく、ホテルも部屋がさほど埋まらずと聞いています。
季節は最高に良いにもかかわらず、観光客が少ないのです。
海好きのイタリア人の多くは街から離れ、週末海へ向かう人が多いからかもしれません。
そして欧米のバカンスシーズン本番は6月スタート。
5月ゴールデンウィーク後、かなり穴場の観光に最適なシーズンです。
6月を過ぎると平日も観光客がぐっと増えてきます。
日差しも真夏並みで、日中の高温と強い日差しは体力を奪い、初もうでの神社の境内のような人込みは精神を疲労させ、予想以上に疲れがたまります。
フィレンツェ滞在型の観光の場合、日帰り観光できる人ごみの少ない魅力的な街がいろいろあるので気分転換に組み入れると気分もリフレッシュできます。

もっと近場は世界遺産に登録されているメディチ家の別荘で、市バスでアクセスできるところもあります。


ワインがお好きな方はワイナリー見学で郊外に出ると空気も新鮮で気持ちいいです。
昨日今日と、ものすごい人ごみの市街地を歩いて、まだこれからが本番なのに、私も5月ゴールデンウィークが終わったら旅行に出てリフレッシュしたいなとしみじみ感じました。
2019.4.24

shinako

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