フィレンツェからちょうど1時間。
長距離バスに乗って辿り着く小さな町、グレーヴェ・イン・キャンティ。
イタリアの中でも美味しいと評判のキャンティクラッシコは、この辺りで作られているものもあります。
100年前の姿とほぼ変わりない中心街の広場は、ポルティコに囲まれており、小さな町ながら、よく機能しています。
この日、平日にもかかわらず、多くの外国人が訪れていました。
毎年、秋頃にこの広場でキャンティクラッシコのイベントが開催されますが、、じっくり見たのは、実はこれがはじめてだったりします。
銀行の看板すらアートな感じで、素敵です。
広場に面して、雰囲気の良いバールやレストランが点在するほか、地元の人にも人気のお肉屋さんや、ポルティコを彩る花屋さん、職人が作る陶器やカゴなどなど魅力的なものにあふれています。
良いなぁと思うのは、それらが、程よい関係で保たれていること。
大都市や観光地にありがちな、競って観光客を呼び入れる…といった様な感じがありません。
きっと、フィレンツェにもあるだろう商品も、なぜだか手にとってみたくなってしまうから、不思議です。
きっと、この町を愛する人々の気持ちやおおらかさが、外から来るものを歓待してくれている雰囲気がそうさせてくれるのかもしれません。
思ったよりも若者が多く働いていました。
こうしてまた次世代にも、多くの観光客を歓待してくれる素敵な町として、存在し続けるのだろうと思います。
2018.6.27
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yuki
イタリア在住20年。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
趣味は、おいしい食材を求めて、いろいろなところを巡ること。

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