10月最終の土曜日24日、サマータイムが終了しました。
どこで時間が切り替わるかというと、日曜深夜2時が2回で120分となります。
週末の深夜が一番混乱をきたさないだろうということでのルールだそうです。
朝得した気分になりましたが、夕方5時過ぎに日の入りと一気に冬がやってきたと感じる変化でした。
お店にも秋の味覚、栗、ポルチーニ茸、果物も柑橘類が増え、洋ナシやリンゴなどが目立ち、秋を実感します。
そんな中、顔をくり抜くためのカボチャが販売されているのを見て、次の土曜日10月31日はハロウィンだと気づきました。
ハロウィンはもともとケルト人の土着信仰から始まり、北米に定着したお祭りで、カソリックとは無関係なのですが、イタリアでもここ10年で定着してきたイベントとなっています。
日本同様、若者たちや子どもたちの間では、楽しいイベントとなっています。
日本の100均にあたる1ユーロショップでは、例年いろいろな仮装グッツが販売されますが、今年はかなり控えめな状態です。
イタリアでは、新型コロナの感染者が急激に増えてきた影響で、飲食業はテーブルでのサービスは夕方18時まで、宅配や持ち帰りは深夜0時までの営業制限となり、ジムやプールは休業、重要性のない人の集まりは禁止、結婚式などのイベントは30人まで、不要な外出は控えるようにと、ロックダウン間際のような行動制限で感染を抑えようとしています。
さみしいハロウィンになりそうな中、お菓子屋さんのウィンドゥに飾られたハロウィンに合わせたかわいらしいクッキーやチョコレートが飾られていました。
例年なら子どもたちが保護者に付き添われてお菓子をもらいにご近所巡りをしますが、今年はそれぞれの家庭でハロウィンパーティー、ハロウィンらしいお菓子を子どもにプレゼント、と地味になるのだろうと思いながら眺めました。


そして、ハロウィン翌日の11月1日は「諸聖人の日」でカトリックの祝日、その翌日11月2日は「死者の日」で伝統的にお墓参りをして死者に祈りをささげる日です。
今年は祝日の諸聖人の日は日曜日と重なり、振替休日のないイタリアでは休みが減った感じです。
諸聖人の日は、観光シーズンの終わりを告げる休日となっています。
すでに人がまばらな大聖堂周辺の様子を見て、今年は本来あるべき祝日の姿に戻るのかしらと思いました。

2020.10/27

shinako

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