イタリアへ来たらどこのレストランへ入ろうか、何を食べようか、迷ってしまいますよね。
イタリア人はその日の外食にふさわしいムード、料理、予算を想定してどういったタイプのレストランにするか決めます。
今回はイタリアのレストランの種類、大きく分けて3つのタイプをご紹介したいと思います。
エレガントなサービスと食事なら“リストランテ~Ristorante~”
店内やサービスがエレガントなのがリストランテ。
お料理も家庭料理というよりはシェフが工夫を凝らしたお料理がいただけます。
ワインも品揃えが豊富なところが多いです。
いわゆる高級レストラン。
そのため料金は高くなることが多いです。
少しオシャレして、普段なかなか味わえないムードやお料理を味わうのもいいですね。
(今はカジュアルなお店でもリストランテを名乗るところもあります。)
その土地の家庭料理を味わいたいなら“トラットリア~Trattoria~”
リストランテほどエレガントではないけれど、シンプルで家庭的なお料理を前菜からデザートまで揃えているのがトラットリア。
イタリアの食堂といったかんじのお店が多いです。
料金はリストランテよりは安いところがほとんど。
その土地の素朴な味をにぎやかな店内で味わう。陽気なイタリアを体感できる場所でもあります。
カジュアルで美味しい“ピッツェリア~Pizzeria~”
イタリアと言えばピザ!という人も多いのではないでしょうか?
イタリアにはたくさんのピザ専門店“ピッツェリア”があります。
食事をするお店の中ではかなりカジュアルなタイプのお店になります。
イタリアでは一人一枚のピザを注文します。
ほとんどのイタリア人はピザと飲み物のみを注文、そして食べ終わったら店を出る…というパターンが多いですね。
ピザだけでなく、前菜、デザートなどのメニューがあるピッツェリアもあります。お腹に余裕のある方は是非。
料金もリストランテやトラットリアに比べると安くつく場合がほとんどです。
リストランテとトラットリアに関してですが、前菜からデザートまで、フルコースで注文しなければならないわけではありません。お腹と相談して前菜+パスタ、前菜+メイン、パスタ+メイン、そして〆にデザート+コーヒー、またはコーヒーだけなどのように注文することも可能です。
しかし、基本的に一皿だけ注文するということはイタリア人はしませんし、一人分の料理を何人かでシェアするというのは特にリストランテではマナー違反ですのでご注意ください。
あまりお腹が空いていなくて食べられないという場合にはバール(イタリアのカフェ)などでパニーノ(イタリアのサンドイッチ)やパスタ一皿などの軽食をとるという選択もあります。
いかがでしょうか?イタリアに来られる際は、食べたい物、味わいたいムードに合わせてレストランのタイプを選んでみるものいいかもしれません。
2016.5.18

shiho

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