新年、明けましておめでとうございます。
みなさん、いかがお過ごしですか?
イタリアでは、2018年が明けて1月6日の祝日で、その長いクリスマスが終わりを告げます。
日本で年末年始といえば、年越しそば、そして、おせち料理に舌鼓をうちますが、イタリアにはイタリアらしい年越しメニューで年末年始を迎えます。
さすが、「マンジャーレ」の国、イタリア。
年末のニュースでは、何を食べるのかが1つのニュースになります。
イタリアの年末に食べるものの一つに、「Lenticchie(レンティッキエ)」があります。
Lenticchieとは、レンズ豆のこと。
イタリアでは、これを「お金」に見立てて、年末に食します。
来たる新年に、沢山、お金に恵まれますように…
そんな思いを込めて、茹でたレンズ豆を沢山食べます。
年越しに長寿を願い蕎麦を食べる日本と、どこか共通点があるような気がします。
望むのが「お金」というところが、イタリア人の愛嬌ではありますが。
何にしろ、縁起担ぎが大好きなのですね。
このレンズ豆とともに食すのが、「Zanpone(ザンポーネ)」や「Cotechino(コテキーノ)」。
豚足に豚肉のひき肉や脂身、スパイスを詰めたもので、簡単に言うと、「茹でサラミ」という感じでしょうか。
「ザンポーネ」にはゼラチンも多く含まれていて、美容に良さそうですが、なんだかちょっとコテコテな感じがする方には、「コテキーノ」。
私は、断然、「コテキーノ」派です。
エミリアロマーニャ州の伝統料理であるという、この「ザンポーネ」や「コテキーノ」は、プロッシュートで有名な豚肉の美味しい土地で作られ、それでも、これを食すのは、一年を通して、この時期がメインです。
今は、スーパーで出来上がったものが箱に入って売られてますから、簡単に家で再現できるのが嬉しいところ。
日本のレトルト食品と同じで、ボイルしたお湯で袋ごと煮込んで、約20分。
出来上がりは、こんな感じで、マッシュポテトを添えて。
ところ変われば…伝統的な料理で縁起を担いで、迎えた新しい年が素敵な一年となりますよう。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
2018.1.3

yuki

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