今年から、第1日曜日の国立美術館無料開放はローシーズンだけということになり、4月から9月までは第1日曜日は通常営業となっていたのですが、10月の第1日曜日から無料の日が再開されました。
ピークは過ぎたものの、10月は、フィレンツェでは、まだまだ観光客の姿が多く見られます。
10月の第1日曜日、ウフィッツィ美術館の整理券は、午前中に配布終了となり、普段行列ができないバルジェッロ美術館にも入場待ちの列、ピッティ宮殿は昼食時でも1時間以上の待ち時間ができていました。
今年の11月の第1曜日は、11月3日。
11月1日(金)は、カトリックの祝日である諸聖人の日ですので、3連休となります。
毎年、シーズン最後を飾る繁忙期が、この諸聖人の日をからめた連休なのです。
そして、あまり知られていませんが、11月1日はサンマルコ美術館が単独無料開放日となっています。
この美術館は、第1、第3、第5日曜日が定休日なので、貴重な無料開放日です。
また、ウフィッツィ美術館の料金は、11月から12ユーロに値下げされます(ハイシーズンは20ユーロ)。
日本も11月3日が祝日なので、毎年日本からのお客様もこの時期増えるのですが、イタリアも連休、寒くなってきてローシーズンと思いきや、11月頭はこれら無料の日も重なりハイシーズンとなります。
そして、第1日曜日フィレンツェで気をつけたいのが、フィレンツェ市とその周辺の市に住民票を持つ人のみ、フィレンツェ市立美術館、メディチリッカルディ宮殿も無料入場となっていることです。
観光で外から来る人は、通常通りの入館料で何のメリットもありませんが、市民が多く来館するので、特に人気のヴェッキオ宮殿は普段よりチケット発券に並び、美術館主催のガイド付きツアーはかなり早い時期から予約が埋まっています。
マザッチョのフレスコ画で有名なブランカッチ礼拝堂も、普段ならさほど待たずに入場できますが、この日は事前予約必須です。
第1日曜日は、市立美術館を避けて観光した方が無難だと思います。
市立美術館の公式サイトはこちらから。
この後フィレンツェが観光客でにぎわうのはクリスマス休暇、特に、12月26日から新年を迎えて1月6日までです。
12月8日もカトリックの祝日なのですが、日本同様年の瀬、クリスマス準備で観光どころではないらしく、毎年美術館はあまり混みません。
さて、日曜日にサントスピリトのビオの農業祭にいきましたが、栗が主役でオリーブオイルは来月以降のようで、一寸地味な印象でした。
次回が楽しみです。
2019.10.23

shinako

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