10月の終わりに、イタリアの初物ワイン「Vino Novello(ヴィーノ・ノヴェッロ)」が解禁になり、つい先日、フランスでも、ボジョレー・ヌーボーが解禁されました。
そして、ついに、今年の搾りたて、新オリーブオイルが出回り始めました。
夏の終わり頃になると、今年の出来はどうだ?と、いろいろ憶測されますが、今年の夏は特に暑く、「量が少ない。」と予想されていました。
特に、トスカーナの南の地方では、干ばつの被害も続出で、その味に影響が出るのでは…とも言われていました。早ければ、10月終わり頃に出るオリーブオイルですが、今年は、若干遅めな印象が否めません。
それでも、販売店に並ぶオリーブオイルは、綺麗な緑色をしています。
私も、早速、購入してみました。
深い緑色をしたオリーブオイル。
香りも、青々としていて、どんな料理に使おうかと、ワクワクしてしまいます。
温野菜、ミネストローネ、パスタの仕上げに…と、いろいろ考えましたが、寒い冬の夜、寒気が襲ったイタリアで、温かいものが良かろうと、ポトフを仕上げ、食べる直前に、この新オリーブオイルを。
青い香りが、イタリアの野菜には、抜群に合います。
こちらでは、出来上がった料理を冷まさないよう、オリーブオイルを使ったりします。
寒くなければ、スティック野菜を使った、ピンツィモーニも良いかもしれません。
オリーブオイルに塩こしょうを軽くふり、生野菜をつけて食べます。
オリーブオイル自体の美味しさを味わうなら、フェットゥンタ。
軽くトーストしたパンに、たっぷりの搾りたてオリーブオイルをかけます。ほんの少し塩を振って。それだけで、十分美味しいのは、搾りたてオリーブオイルだからです。
これだけで、贅沢な気分になっちゃいます。
さて、そのお味ですが、今年は去年のものに比べて、香り豊かで苦味が少なく、口に入れた時のマイルド感がたまりません。出来としては、前評判以上に良い年となったのではないでしょうか。
2017.11.22

yuki

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