いつもより、少し遅めの秋を迎えた2018年。
待ちに待った、搾りたてのオリーブオイルが、今年もやってきました。
干ばつに悩まされた2017年、その前年のハエの大発生と、オリーブオイル生産農家にとっては、苦しい天候が続いている中、今年は、暴風雨に悩まされ、収穫が思うように進まないことも合わせ、年々、生産量は減っています。
そんな苦労を乗り越えて、ようやく出来上がったオーリオ ヌォーボ 。
濃厚な抹茶のような美しい色と、搾りたてならではの芳香な青い香りがたまりません。
今年は、なかなか手に入りにくいこともあって、トスカーナはマレンマ地方まで出向いたわけですが11月の中頃でも、わさわさとオリーブの木を揺らし、収穫している姿が垣間見られました。
収穫してから搾油するまでの時間が勝負であるオリーブオイルづくりは、畑にある全てを収穫してしまうのではなく、その日出来る範囲で、少しづつ搾り取っていきます。
搾油所を兼ね備えていない農家さんもあって、収穫したオリーブを運んでいる姿も垣間見れました。
さて、気になるのは、そのお味ですが、
割と濃厚で、苦みやピリッとした感じが強かった昨年に比べ、
今年は、全般的にマイルドな感じに出来上がっているようです。
とはいえ、同じ作り手の昨年のものと比べても、その青さは、新鮮さを感じさせてくれます。
搾りたてオリーブオイルを楽しむのなら、やはりパンにつけて食べるのが美味しいです。
多少待った方が美味しかった昨年と比べ、今すぐにでも味わえる2018年の搾りたてオリーブオイル。
今がお買い時です。
2018.12.5
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
趣味は、おいしい食材を求めて、いろいろなところを巡ること。

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