トスカーナの秋の楽しみでもある新オリーブオイル(Olio Nuovo)が市場に出回る季節がやってきました。
上の写真は左のボトルが去年のオリーブオイル、右の濁った緑のものが今年のオリーブオイルです。
色が全く違うのが写真からも分かっていただけると思います。
新鮮なオリーブオイルは透明ではなく、濁ってるんです。
私たち夫婦は毎年、キャンティー地区にオリーブ畑を持っている知り合いの方が作っていらっしゃるオイルを分けていただいてます。
写真のオリーブオイルは絞ってまだ3、4日しか経っていない、正に搾りたてのオリーブオイルです!
まだ濁っているような新しオリーブオイルは香りが高く、加熱するとにがくなるので、イタリア人は料理には使わず、サラダを食べるときにドレッシング代わりにしたり、加熱せずに使用します。
そして、トスカーナで新オリーブオイルが取れると、多くのトスカーナ人たちが食べるのが…
塩の入っていない、外がパリパリ、中がもちもちのPane Toscano(トスカーナ・パン)を用意して、
そのPane Toscanoを少し焼き、それにニンニクをすりこみ、少しの塩と新オリーブオイルをかけていただくフェットゥンタ!
トスカーナのオリーブオイルの味を最大限に堪能できる一皿だと私は思っています。
私たち夫婦も、早速、搾りたてのオリーブオイルでフェットゥンタをいただきました!
今年のオリーブオイルは酸味が少なく、大変まろやかに美味しく出来上がっています!
去年は害虫による被害で、オリーブオイルがほとんど取れなかったトスカーナ。
今年はオリーブの実も豊作で、オリーブオイルの出来もいいようです!
2015.11.4

shiho

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