夏休みに突入したイタリアでは、いよいよ本格的な観光シーズンが到来しています。
見所の多いフィレンツェの中心街は、どこを歩いても、人でいっぱいです。
ウフィツィ美術館やドゥオーモは、長蛇の列。
そんな人気のスポットのちょうど中心に、オルサンミケーレ教会はあります。
並ばずににして入ることのできる教会ですが、中に足を運ぶと、これが、なかなか素敵です。
ステンドグラスの優しい光に包まれたフレスコ画。
2004年に修復されています。
まさか、ここがメルカートであったとは、想像しがたいです。
1240年頃、一階がロッジアの小麦市場として建てられましたが、火災により焼失し、1337年に再建されます。
再建後も一階部分が吹き抜け市場、上階には礼拝堂が設けられていましたが、14世紀半ば以降に、市場が移転し、今のような形となりました。
現在は、1階部分が教会、2階にオリジナルの彫像が展示され、上階がフィレンツェをのぞむことの出来る、眺望の間となっています。
上階には、入口を入ってすぐの扉から階段でアクセス出来るようです。
この日は、時間切れで、残念ながら入れなかったので、外の回廊部分を写しました。
壁には、しっかりとフィレンツェの紋章が刻み込まれています。
教会は、毎日10:00から17:00まで開いていますが、上階には、月曜日(10:00から16:45まで)と土曜日の(10:00から12:15まで)の限定ですので、次回は、上階に登れる日に行こうと思うのでした。
Orsanmichele
Via dell’Arte della Lana, Firenze
2018.6.20
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
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