朝晩の冷え込みが厳しくなりつつある、この季節。
ヒンヤリとした空気とは対称的に、イタリアの街中は、賑やかに彩られていきます。
12月。
そう、クリスマスの時期の到来です。
11月も半ばを過ぎると、スーパーマーケットに所狭しと並べられるものがあります。
クリスマスには、絶対外せないもの。
「パネットーネ」と「パンドーロ」。
最近では、日本でも知られるようになりました。
「パネットーネ」は、ミラノが発祥。
ドライフルーツがふんだんに使われているもので、何回も発酵を繰り返し、作るのに手間がかかるもので、お店で買うのが一般的なんだそうです。
「パンドーロ」は、ドライフルーツが入っていないもので、その発祥はヴェローナだとか。
星型の独特の形をしていて、食べる直前に粉砂糖をふりかけます。
どちらも、発酵の際に生じる天然の保存料が効いていて、3か月以上持つのですが、この時期にしか買えません。
メーカー品のものだけでなく、有名なパスティッチェリアのものもあり、値段も大きさも様々。
「パネットーネ」派か「パンドーロ」派か?
毎年のように議論されます。
今年は、こんなのも、お店の片隅に並んでいました。
その名も、「Panittoncini」(パニットンチーニ)。
甘くないタイプです。
ハムやチーズなどを挟んで、パニーノをケーキ風にして楽しめるようになっています。
「パネットーネ」派、「パンドーロ」派。
はたまた、「パニットンチーニ」派。
あなたは、何派ですか?
2017.12.6
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
趣味は、おいしい食材を求めて、いろいろなところを巡ること。

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