暑い季節になりました。
日中は、体温を超えるほどの気温になるフィレンツェでは、そんな暑い夏に食べると美味しいレシピがあります。
「パンツァネッラ」
中世から受け継がれる、パンのサラダ「パンツァネッラ」は、トスカーナの伝統的な田舎料理でもあります。
当初は、乾燥したトスカーナパンと赤タマネギ、キュウリにたっぷりのオリーブオイルと塩、コショウで味付けをしたものだったそうです。
200年ほど前にトマトがイタリアに伝わると、オリジナルのレシピにトマトが加わり、さらに美味しくなりました。
そんな、夏に美味しい「パンツァネッラ」のレシピをご紹介しましょう。
材料は、4人分で、
トスカーナパン 200g
完熟トマト 2個
赤タマネギ 1個
キュウリ1個
バジル 適量
オリーブオイル、塩、コショウ
トスカーナパンは、塩の入っていないパン。数日たっている、カチカチになったものを使います。
まずは、このカチカチになったトスカーナパンを水に10分ほど浸しておきます。
赤タマネギは、薄切りに、トマトやキュウリもざく切りにします。
ボールに刻んだ野菜を入れます。
ちなみに、中世の時代は、陶器のボールに入れて和えたと言います。
10分ほど浸したトスカーナパンは、ギュッと絞ってほぐします。
この時期は、バジルが美味しい季節。
私は、数枚のバジルを手でちぎって加えます。一段と香りが増します。
これに、たっぷり、エキストラバージンオリーブオイルと塩、コショウで和えます。
お好みで、ワインビネガーを加えても。
最近では、それに、ケイパーやアンチョビ、チーズやツナ缶、セロリなどを加えたりと、作る人によって、いろいろアレンジがされているようです。
暑い夏、こんなに簡単にできる、トスカーナの味はいかがですか?
2017.7.26

yuki

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