もうすぐパスクワ(復活祭)がやってきます。
毎年、日にちが違うので、キリスト教に馴染みのない私たちには、いつがその日かピンと来ないですが、基本的には、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」になるんだそうです。
ということで、今年のパスクワは、4月の16日。17日の月曜日がパスクェッタといい、連休になるのです。
この頃になると、ショーウィンドウには、卵型のものが飾られます。
タマゴは「復活」のシンボル。
街角にあるお菓子屋さんやバールには、色とりどりのラッピングで飾られた卵型チョコレートが美しく飾られています。
大きさも様々で、小さな包み紙に包まれた一口サイズのものから、
大きいものでは、10kgサイズもあるのだとか。
どうやって、運ぶのか?と思ってしまいます。
面白いことに、この卵型チョコレート、中身が空洞になっていて、
開けると、中からプレゼントが出てきます。
「Una sorpreza」(ウナ ソルプレーザ=ひとつの驚き)
と言って、開けるまで中身が分からないので、子供たちの大きな楽しみのひとつでもあります。
イタリアでは、パスクワのこの日、家族が揃って昼食を迎え、
食事が終わる頃、このチョコレートを開けて、中のプレゼントに心を躍らせます。
子供向けかと思われがちですが、中身を選んでチョコレートに入れてもらうよう注文することも出来るのだそうで、高級ブレスレットなどのアクセサリーを入れてプレゼントする恋人たちもいるのです。
子供から大人まで楽しめる、パスクワのチョコレート。
私もひとつ、買ってみようかな…
街角のショーウィンドウを見ながら、なんとなく、そう思うのでした。
ちなみに、この卵型チョコレート、この季節の限定品になりますから、この時期イタリアに来られる方、お土産に買って帰られるのもいいかもしれません。(10kgサイズは厳しそうですが…)
2017.4.12

yuki

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