トスカーナはグロッセート県にある、Pitigliano(ピティリアーノ)。
人口わずか 3750人ほどの小さな町です。
別名、「Tufo(トゥフォ)の町」と言われる凝灰岩の上に出来たその町は、紀元前より存在する、古く歴史のある街です。
こんなポンテをくぐり、旧市街へと向かいます。
写真左側の壁こそ、凝灰岩。
この壁をくり抜いたように、お店が展開しています。
旧市街は、歩いて周れるほどこじんまりとしていますが、なかなかの趣があります。
どことなく、サンジミニャーノのような風情を感じますが、灰色の凝灰岩が、さらにその歴史を感じさせてくれるような気がしてなりません。
こんな小さな町ならではの、モトリーノ(スクーター)。
こんな風景を見ると、イタリアだな〜と感慨深く思います。
町のどの部分を切りとっても、絵になります。
日本ほど、紅葉が味わえなくても、「秋」を感じさせてくれるような風景がここにはあります。
この町で、重要な「オルシーニ家」のパラッツォには、日時計があり、今も、刻々と、その「時」を刻みつけていました。
夜になるとライトアップされ、さらに幻想的な町。
こんな素敵なところが、トスカーナにはいくつもあるのだなぁと思うと、見知らぬ町にさらに興味が湧いてくるのです。
2018.11.28
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
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