「イタリアに居ると、毎日パスタですか?」なんて、よく聞かれます。
実際、住んでみると、そう毎日パスタぜめ…というわけでもなく、お肉メインでパンを食す時もありますし、お米も食します。
パスタの種類も多いですが、結構びっくりするのは、お米の種類も多いこと。
スーパーなんかに行くと、割と広いスペースに色々な種類のお米が並んでいたりします。
沢山ありすぎて、どれが、どの料理に適しているのかを判断するには難しいイメージを持ってしまいます。
私がイタリアに来たばかりの頃は、日本米を購入するのが難しく、ROMA(ローマ)という米を購入していたような気がします。
このローマ米は、リゾットに向くタイプで、最近は、パッケージにも記載されているので助かります。
ほかに、リゾットに使うのに有名なのが、CARNAROLI(カルナローリ)というタイプです。
リゾット用ではありますが、サラダ用にも使われるらしく、イタリアでは、夏になると茹でたお米を色々な具と合わせてお酢とオリーブオイルで調味したライスサラダを食したりします。イタリア版ちらし寿司と言ったイメージでしょうか。
ARBORIO(アルボーリオ)や BALDO(バルド)もリゾットやサラダ用。
アジアン料理も浸透してきた最近では、BASMATI(バスマーティ)という、タイ米に近い感じのお米も常備されています。
ラベルをよく見ると、調理時間まで記載されています。
実際には、表記されている時間よりも、もう少し時間がかかるのですが、イタリアのお米は、「炊く」というよりは、「茹でる」感じで、お米も研がず、多めのお湯で茹でて、茹で上がったらザルにあげる感じの、ほぼパスタを茹でるのと同じ要領で調理します。
最近流行りのビオ(有機栽培)もあり、その種類も千差万別。
RISO INTEGRALE(リーゾ インテグラーレ)というのもあり、日本でいう玄米ですが、これもなかなか美味しくて、時々食したりします。
パスタ同様、それぞれの調理法によって、お米を使い分けるイタリア人。
食への意識が高いせいなのかもしれません。
2019.3.13

yuki

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