フィレンツェから、ポッジボンシという町を抜けると、そびえ立つ塔の街が見えてきます。
今では、すっかり人気の街「サン・ジミニャーノ」です。
最初にここを訪れたのは、まだイタリアに来たばかりの15年以上も前の事になります。
その頃は、今の人気に火がつき始めた頃で、夏に行けば、「夏季休業」なんてお店も、沢山ありました。
大型バスが着く方とは逆の門 サン・マッテオ門から入っていきます。
サン・ジョヴァンニ門までの通りには、世界遺産に指定されていることもあり、世界各国から来る多くの人で賑わっています。
目抜き通りには、多くの店が立ち並び、フィレンツェでは、なかなか見られないようなものも。
11〜12世紀頃に形成されたこの街が、その衰退を乗り越え、ルネッサンス時代からは、ほぼ変わらない状態で今に残っていることを考えると、その歴史に思いを馳せずにはいられません。
時折、小径に目を向けると、こんな光景があったりして、
昔の人も、同じように、この道を抜けたのか…と思うと、なぜかワクワクしてきます。
建物が続く一角には、こんな中庭があったりもします。
トスカーナに点々と存在する中世の街は、花が咲き乱れ、とても素敵で、そこに今も尚、住み続けている人の愛情が溢れんばかりに感じられます。
「サン・ジミニャーノ」
何度訪れても、やっぱり素敵な街だと、改めて思うのでした。
2017.8.3
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
趣味は、おいしい食材を求めて、いろいろなところを巡ること。

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