べアート・アンジェリコの「受胎告知」のフレスコ画で有名なサンマルコ美術館。
ネットニュースで、8月15日の聖母マリア被昇天の日、このサンマルコ美術館が無料と知り、オフィシャルサイトで確認しました。
下記が2019年の入場無料の日です。
3月24日 受胎告知前日
4月25日 解放記念日(祭日)
6月23日 フィレンツェ守護聖人の日の前日
8月15日 聖母被昇天(祭日)
9月8日 聖母マリア誕生
10月15日 美術館創立記念日
11月1日 諸聖人の日(祭日)
12月8日 無原罪の神宿り(祭日)
修道院がそのまま美術館になったこの美術館らしい日にちの選定と、もともと記念日として頭に入っている日ばかりなので、なんとも嬉しいです。
メディチ家の老コジモが、彼のお気に入りの建築家ミケロッツォミケロッツィに命じて、老コジモの親友でもあった後に列聖された聖アントニーノ(べアート・アンジェリコは彼のもとで画僧、聖職者としてキャリアを積んでいきました)の為に整備させた教会と修道院なので、ルネッサンスの建築空間にご興味のある方も、美術よりもメディチ家に興味があってフィレンツェを訪れた方にも見逃せない場所です。
そしてサンマルコ教会と修道院でもう一つ忘れてならないのが、プロテスタントのさきがけの一人とも考えられているジローラモ・サボナローラ。
彼はここの院長でもあり、彼の遺品も展示されています。
修道院の静寂な不陰気に包まれながら、ベアートアンジェリコの美しい絵を見て、この場所で起きた様々な出来事に思いを巡らせてみるのはいかがでしょうか?
サンマルコ美術館
Piazza San Marco 3, 50121 Firenze
閉館日:第1,3,5日曜日、第2,4月曜日、12月25日、1月1日
開館時間:
月曜~金曜日 8:15~13:20
土曜日曜祭日 8:15~16:50
入場は閉館の30分前まで。
館内はかなり広いので、所要時間1時間程みておかれた方がよいと思います。
入館料:8ユーロ(2019年8月現在)
サンマルコ広場北側のサンマルコ教会右わきの小さな入り口がこの美術館の入場口で、出口は施設の北側です。
2019.8.14
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