トスカーナで一番盛大なトリュフ祭りが行われるサンミニアート。
フィレンツェとピサの間にある場所で、昔のフランスとローマを結ぶ巡礼街道沿いに栄えた歴史ある街です。
フィレンツェからピサへ行ったことのある方は、車窓からご覧になっているかもしれません。
大きな塔が一本立っている小さな丘の街です。
お祭りが開催されるのは週末のみで、11月の2週目の週末から、最終週末にかけて行われます。
私は、興味があったものの、今回初めて訪れました。
お祭りが行われるのは旧市街で、車で行っても、街の下に設けられた広大な駐車場に車を止めなければならず、そこからお祭り期間運行されている臨時バスに乗り丘の上の街まで5分、または徒歩25分程です。
トスカーナでは小規模なトリュフ祭りが各地で開催されているので、それらをちょっと大きくした程度に思っていたら大違いでした。
大型バスで、どんどん運ばれるお祭り参加者、そして外国人の多さ。
バスを降りると、そこから町全体が丸ごと会場になっていて、メインストリートには屋台が並び、さらに広場ごとに大型テントが張られ、イタリア全土、トスカーナ、そして地元トリュフ、ワイナリーパビリオンが設置されています。
お祭り事情を把握しないまま、屋台を眺めて、ちょこちょこ飲んだり食べたりして、メイン広場に到着しました。
広場を一回りしたら、建物の入り口に、地味な張り紙を見つけました。
そこで、昼食サービスがすでに終了してしまったということを知りました。
夕食は19時からといわれたましたが、人であふれ、刻々と寒くなっていく屋外会場、くつろぐところがほとんどなく、街の名所旧跡は17時ごろ閉館ですし、夕食まで待つのはつらい状況でした。
ホームページをしっかり見て計画を立てて行くべきでした。
街の高台のドゥオモ広場近くに設置されたトリュフとワインのパビリオンで、小さな白トリュフとワインを買い、時代行列を見学し、後ろ髪惹かれつつ帰路につきました。
トリュフに興味がない人たちは、イタリア各地の物産パビリオン(百貨店の物産展みたいな感じ)を見学したり、塔に登ったりしていて、子ども楽しめます。
私が会場を後にしたのは18時ごろでしたが、まだまだピストン運行のバスで会場入りする人が大勢いました。
駐車場は、車がかなり増えていて、このお祭りの人気の高さを感じました。
会場は仮設テントで、暖房がなく、かなり寒いです。
訪れる際は、防寒をしっかりしてください。
今週末と来週末、トリュフ好きの方はぜひお越しください。
フィレンツェから、ピサ、リボルノ方面行の各駅停車のローカル線「San Miniato-Fucecchio」が最寄り駅です。
駅からも、会場の旧市街地までの臨時バスが運行されています。
2019.11.13

shinako

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