大聖堂の近くに、きれいな回廊を正面に持った立派な建物があります。
この写真の建物、何か分かりますか?
歴史あるこの立派な建物、実は病院なんです。
上の写真の左に救急車が止まっているのが見えますね。
フィレンツェの歴地区の真ん中にあるサンタ・マリア・ヌオーヴァ病院。
この病院が建てられたのは1288年のこと。それ以来、病気の人や貧しい人たちを受け入れてきた病院です。
もちろん、今でもフィレンツェの病院の1つとして機能しています。
正面の回廊は美しく、壁画からも歴史を感じます。
病院には教会が併設されています。
院内は創設当時の面影を残しつつ、近代的に改装されている部分もあります。しかし、建築様式、残っている壁画、展示されている美術品は価値ある物が多く、院内はまるで美術館のようです。
下の写真は病院の中庭です。
初めてフィレンツェを訪れる人は、サンタ・マリア・ヌオーヴァ病院を見て、美術館か何かと思う人も多いと思います。
数年前、フィレンツェの歴史地区の近くで事故をしたことがありまして、全く大したことはなかったのですが、救急車で運ばれたことがある私。
その時運ばれたのが、このサンタ・マリア・ヌオーヴァ病院でした。
初めて院内に入ったとき、その歴史ある建物にビックリしたとともに、これが本当に病院!?と少し不安にもなりました…(笑)
でも、建物の見かけとは反対に、院内にはちゃんと最新の医療機器が揃い、親切な看護師さんたちとドクターが対応してくれる普通の病院でした。(当然ですが…)
何百年もの歴史のある病院の建物と現代の医療が共存し、1288年から2016年の今でも、多くの患者を診ている病院。
フィレンツェでは病院も長い長い歴史があり、更にそれが今でも病院として機能しているということに驚きを覚えます。
2016.8.17

shiho

最新記事 by shiho (全て見る)
- さすがイタリア!窯焼き本格ピッツァを自宅で楽しむ - 2017年3月15日
- 旅行に役立つイタリア語 ~ショップ編~ - 2017年3月8日
- フィレンツェの郷土料理「リボッリータ」の作り方 - 2017年3月1日
コメントを残す