先日プライベートで久しぶりにシエナへ行きました。
まず驚いたのが、フィレンツェ-シエナ間のバス料金が改訂され、8.4ユーロなっていました。
最近公共交通機関で行っていなかったことに気が付いた瞬間です。
そして家のそばのバス停から乗り込んだのですが、席がガラガラ。
8月最後の日で土曜日、イタリアの学校が始まるまでもう1週はあるはずなのですが、大人は9月2日月曜日から仕事再開が多いため、家でのんびり過ごす人が多いのかもしれません。
道も空いていて予定時刻よりもかなり早く到着しました。
バスも新しい車種で、USBのプラグがあり、スマホの充電もできるようになっていました。(行きの席は故障していたのか充電できませんでしたが、帰りは使えました)
シエナ派がお好きな方必見のシエナの国立絵画館の職員による解説付き見学に参加した後、
少し中心街から歩いたサンフランチェスコ教会など街歩きを楽しみました。
午後、まだ時間があったので、現在覆いが外されている大聖堂の床のモザイクを見学し、
付属美術館に行きました。
いつも1時間近く待たねばならないパノラマスポットが5時過ぎと遅かったためか、待ち時間10分ほどでのぼることができて、久しぶりにシエナのパノラマを楽しむことができました。
「今朝はアミアータ山もよく見えていたけれど、今は霞んで見えなくなっている」と係員が言っていましたが、雷雨予報だったにもかかわらず雨に降られず、待ち時間の長さで諦めるお客様が多いパノラマを見られただけで大満足でした。
シエナといえば、「リチャレッリ」というアーモンドのソフトクッキー、「パンフォルテ」というナッツとドライフルーツが入った羊羹のような甘ーいお菓子が名物で、最後に買って、バス停を目指しました。
近道をしようと、8月のパリオで優勝したセルバ地区を通ったのですが、その時ちょうど、優勝記念パレードと遭遇し、
騎手を振り落として優勝した馬を生で見ることができました。
そして、パレードを見てのんびりしてしまったがため、19:10のバスをを逃し、最終の20:30で帰りました。
土日は便数が減るので気を付けてください。
シエナを堪能するなら一泊することをお勧めします。
シエナ県はおいしいワインや食材の宝庫でおいしいレストランが多いのです。
一泊するなら、
初日は、EU、ヴァチカンの守護聖人でもあるシエナの聖カテリーナゆかりの場所をめぐり、大聖堂、洗礼堂、付属美術館、大ファザードと見学し、シエナの歴史を感じられる昔の病院、救護所だったサンタ・マリア・デル・スカーラ美術館、カンポ広場、
翌日は、プッブリコ宮殿美術館、体力に自信のある方はぜひマンジャの塔にものぼってください。
大ファザードとは違う絶景がひろがります。
絵画がお好きな方は、シエナ派の素晴らしいコレクションのシエナ国立絵画館(建物も趣があります)、
サンフランチェスコ教会、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会などをご見学し、街歩きをゆっくり楽しんで美味しいものをたくさん味わってからお帰りください。
シエナは、ほどよく観光客もいて、パリオに代表される街の個性がしっかり感じられる良さがあります。
味覚の秋の観光に最適の街です。
石畳の坂道の町なので歩きやすい靴をご用意ください。
2019.9.4

shinako

最新記事 by shinako (全て見る)
- フィレンツェの守護聖人 - 2021年6月23日
- フィレンツェ、ダンテの特別展とジョット - 2021年6月16日
- フィレンツェ郊外のショッピングモール - 2021年6月9日
コメントを残す