フィレンツェの市街地にはスーパーマーケットがかなり多くあり、観光客が利用している姿をよく見るようになりました。
住人より観光客の方が多く見かける店舗もあるくらいです。
会話せずにお買い物ができ、便利な反面、日本とちょっと勝手が違うところがあるので、抑えておくと戸惑わないポイントをご紹介します。
●入口と出口が別
いったん入店したら、レジがある出口まで行かないと出ることができません。
気が変わってお買い物せずに出る場合は、買い物していませんアピールを店員さんとレジに並んでいる人にして、通してもらって外に出る必要があります。
写真の店舗は、左側が入り口、右側が出口です。
●レジ袋は有料
レジ袋は有料です。環境に害のない素材のため、耐久性に劣るので、重いものや角がとがった商品を入れると、簡単に破れてしまうので、エコバックを持参するとよいです。
●対面販売コーナー
おいしそうなお惣菜、ハムやチーズが並んでいるのに、店員さんとのやり取りに恐れをなして諦めている方も多いかもしれませんが、中心街の大手チェーンの店員さんは、外国人慣れしているので、指さし、ジェスチャー、片言の英語で何とかなります。
対面販売の売り場には、番号札の発券機が設置されていて、自分の番号が呼ばれたら注文開始です。
●セール品の表示「OFFERTA」に注意
セール品(OFFERTA)にはすべての人に対して値引き価格になっているものと(対面販売コーナー、野菜や肉など生鮮食料品が多い)、会員カードを提示しないと値引きされないも(パッケージ物のメーカー品が多い)あります。
見分け方は、値札の会員証マークの有無。
会員証はこんな感じです。
●値札とそこに置かれている商品が間違っていないか
商品管理が完ぺきな日本と違って、値札のところにあるのがその商品とは限らず、セールで売り切れて空になっているはずのところに隣の商品が置かれていることが多々あるので、ご注意ください。
(セールだから買ったのに、レジの登録がされておらず、サービス係に申し出て処理してもらったことも何度かあり、多少のことには目をつぶる覚悟も必要です。)
●冷えている飲料水と常温の飲料水
飲料品の値段は、冷やして置かれているいるものと、常温で置かれているものとで値段が違う場合がほとんどです。
●「Bis」や「1+1」と書かれているセール
会員割引の場合がほとんどですが、同じものを2つで1つの値段のもの。
1つだけ買っても値引きはされません。
スーパーのレジは個人商店と違って、少額でもクレジットカードが使えます。
スーパーで現金払いをすると、すぐに小さな小銭がたまってしまうのと、お釣りを間違えられるリスクがあるので、カード決済にした方がスムーズでよいと思います。
生ハムなど肉類は、日本への持ち込みが禁止されていますが、チーズや海産物は問題ありません。
中心街のスーパーは、観光客のお土産買いも視野に入れているので、あらためて見ていたら、思っていた以上に、銘柄ワイン、からすみパウダーのミニパック、イカ墨やトリュフ製品の小瓶のソース、オイル、塩など、いろいろそろっていて、専門店並でした。
スーパーの営業時間は、朝8時半から夜9時までのところが多く、夕方6~8時はかなり混雑し、レジも長蛇の列になります。
スーパーのお買い物を楽しむには、すいている時間帯の午前中、お昼過ぎから4時ごろだと、店員さんも親切に相手をしてくれる確率が高いです。
上手にスーパーをご利用ください。

shinako

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