「なんだか、ぼったくられた気がする…」
日本から来た友人が、フィレンツェの空港からタクシーに乗った際の嘆きです。
ローマやミラノに比べたら、フィレンツェは小さい街で、道さえ混んでいなければ、車で15分くらいの位置に空港があります。安くすませるのであれば、空港発のリムジンバスで6ユーロ程ですが、滞在先が駅から遠い…となると、やっぱり、タクシーが便利なような気がします。
実は、フィレンツェでは、空港からチェントロと言われる街の中心部までは、一律22ユーロと決まっています。荷物代や時間によって割増料金があったとしても、30ユーロとかからない設定になっています。
ところが、最近、「交通渋滞だったから。」とか、「街の中心部ではないから。」と言った理由で、実に、35〜40ユーロ程請求された人が相次ぎました。
そこで、料金表示されているタクシー乗り場に行ってきました。
ここは、フィレンツェ中央駅、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅にあるタクシー乗り場です。
ちなみに、イタリアでは、走行中に手をあげても、止まってはくれません。ホテルやお店からタクシーを呼んでもらうか、街中に点在するタクシー乗り場に行くか、自分で電話をしなくてはなりません。
駅だからでしょうか、どーんと大きな看板が出ていました。
これによると、やはり、フィレンツェ空港までは、一律22ユーロ。夕方6時までの時間帯の料金です。深夜料金は、プラス3.5ユーロ。休日料金は2ユーロ、荷物は1つ1ユーロ増しと書いてあります。
友人の場合、場所はチェントロでしたが、「交通渋滞で、1時間かかったから」というのが理由で39ユーロの請求、他の友人は、チェントロから、たった一本、道が外れただけで、36ユーロ請求されたのでした。
「看板に書いてある金額と違う!」
それが、トラブルの原因です。
フィレンツェといえども、世知辛い世の中になってきました。
こんなトラブルを未然に防ぐのに、やはり、事前交渉は避けられないことかもしれません。
「Quanto viene?(クワント ヴィエーネ)?」 は、「いくらになりますか?」というイタリア語。
タクシーに乗る際、行き先を告げた後にひとこと付け加えて聞いた方が良いかもしれません。
私が、空港近くのイケアからロマーナ門(チェントロ南側)まで、夕方の渋滞時に大量の荷物を持って乗った際の金額は、35ユーロくらいでした。
ちなみに、タクシー乗り場の看板には、近郊の町や空港、アウトレットまでの料金も出ていました。
あくまでも、参考程度ではありますが。
2017.11.1

yuki

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