日本で紅葉が楽しまれるこの季節。
トスカーナの田舎でも、ほんのりと、その彩りを楽しむことができます。
「アグリツーリズモ」という言葉は、すっかり、旅のスタイルとして定着しましたが、トスカーナは、このイタリアの中でも、一番多いのだとか。
雨の多いこの時期ではありますが、週末を利用してやってきたのは、トスカーナの南、マレンマ地方です。
見渡す限りの広大な丘に広がるその風景。
しばし、都会の喧騒を忘れ、たった1〜2時間、フィレンツェから離れただけで味わえるとは思えないほどの素晴らしい景色に囲まれています。
アグリツーリズモといえば、オリーブオイルやワイン。
そろそろ、搾りたてのエキストラバージンオリーブオイルが出回り始めましたね。
この辺りでは、これから作業に入るらしく、今年の味が気になるところです。
近郊の町へと足を運んでみました。
トスカーナには、まだまだ、知られていない小さな魅力的な町が沢山あります。
丘の上に点々としている感じなので、囲まれている門の中に入ると、あっという間に町を見ることが出来るほど、小さな町です。
でも、その歴史の長さを考えると、今もこうして、昔ながらの町を大切にしながら、代々生活していることに感動を覚えます。
パーン パーン。遠くで、銃声が聞こえました。
10月になると、狩猟が解禁され、山に狩りに出かけるのです。
出てくる料理は、やっぱり、新鮮で美味しいです。
イノシシやら野生のキジ、ウサギなんかもあります。ちょっと、びっくりですよね。
でも、美味しいんです。
のどかな風景、綺麗な空気に囲まれて、「田舎っていいなぁ…」と思わずにはいられません。
フィレンツェの近郊でも、幾つかのアグリツーリズモがあります。
観光都市を巡るのもいいですが、イタリアの素敵な田舎町を体験できるアグリツーリズモも、なかなかいいですよ。
2017.11.15

yuki

最新記事 by yuki (全て見る)
- フィレンツェの紋章とは? - 2019年3月27日
- 穴場の観光スポット、オルサンミケーレ教会 - 2019年3月20日
- イタリアのお米の種類 - 2019年3月13日
コメントを残す