週末、車でフィレンツェ市を離れ、アレッツォ県のパルティナという小さな田舎町まで行ってきました。
小さな丘の上に建つ、要塞の役目も果たしたというお城が印象的な町です。
ガイドブックにも載っていない、ただの“田舎の小さな町”なのですが、中世の面影をそのまま残した街中は、歩いているだけで楽しくなります。
道は細く、とても車が通れるスペースはありません。町の中には徒歩で入ります。
道はお城(要塞)までかなり急な坂道が続きます。
坂を上ってる途中で見つけた水道。ちゃんと冷たい水が出ます。
かわいい石造りの建物はアパートになっていて、普通にパルティナの人たちが住んでいます。
私が訪れたのはちょうど日曜日のお昼時だったので、道を歩いているとお料理のいい香りがただよってきました。
中世の面影を残す町の下にはこの町の教会があります。
日が暮れるころ入ると、夕日を浴びてきれいなステンドグラスが輝いていました。
町の周りには自然が広がっています。
ヤギなども飼育されているのが見えました。
渡るのが怖いくらいの木の橋。(でも、ちゃんと渡れました。)
箸を渡ると大きなくるみの木があって、実がたくさん実っていました。
この地域、秋はくるみ、栗、きのこがたくさん取れるそうです。
私がトスカーナに来て驚いたことの一つ。どんなに小さい町(村)を訪れても、歴史があり、町がとてもきれい、かわいいということ。このパルティナもそんな町の一つです。
2015.9.30
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shiho
フィレンツェに2004年より在住。フィレンツェでイタリア人に日本語を教える日本語教師。
休日は、トスカーナの魅力を探しにドライブ。
おいしいもの、トスカーナの田舎、フィレンツェのきれいなものが大好き。

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