ミラノの駅で、券売機に小型カメラが仕掛けられ、カードの暗証番号が読み取られる被害がありました。
設置していた防犯カメラで摘発されたとのことです。
カードの方が早いし余計な小銭も増えないし、私もよくカードを使っていたのですが、これからは、お釣りがなるべく出ないように、現金を用意して券売機を使おうと思いました。


券売機は、現金が使えないものもあるので気をつけましょう。
そもそも、券売機を使うメリットは、ローカル線に時間指定がないこと(日にちは限定されます)。
予定が立たず、乗車直前に駅で買う場合に便利です。
ローカル線の切符は刻印を忘れずに!
もし、発車まで時間がなかったときや、打刻をうっかり忘れた場合、すぐに鉄道職員を探して、切符を見せてサインしてもらってください。
田舎の無人駅など、刻印機が故障して、そもそも打刻できないこともあります。
焦らず、自己申告すると、罰金は免れます。
検札が来るのを待ってその時事情を説明しても、罰金は払わされます。
気をつけましょう。
長距離移動で使うイタリア版新幹線「アルタヴェロチタ(AV)」や「イタロ」は、ネットで早い時期に購入すると、定価の半額以下で購入可能です。
「スーパーエコノミー」など、割引料金の切符は、キャンセルはできませんが、変更は可能です。
指定席の列車、席指定の特急IC(インターシティ)は、ネット購入すると、チケットデータがメールに届き、検札でそれを見せれば大丈夫。刻印不要です。

データが消えてしまったり、スマホの充電が足りず表示できないなど、万が一に備えて、印刷して携帯されることをお勧めします。
イタロとイタリア国鉄、どちらがよい?
イタロかイタリア国鉄か、どちらがよいか賛否両論ありますが、私は、イタロの方が格安チケットが見つかることが多いのと、路線が少ないためか購入プロセスがシンプルで、わかりやすので、プライベートでの長距離移動はイタロを使うことが多いです。
大幅遅延があった場合など、チケットの時間を変更したい場合は、本数が多いイタリア国鉄の方にアドバンテージがあると思います。

手持ちの切符を変更したい場合はコンコースのサービスカウンターをご利用ください。
ローカル線のいろいろ
ローカル線を利用する場合、トスカーナは国鉄しかありません。
ピサ、ルッカ、アレッツォ、コルトーナ、ペルージャ、アッシジ、オルビエートなど、素敵な歴史都市へのアクセスはほとんどがローカル線です。
シエナは、旧市街地に停留所が有るのでバスがお勧めです。
駅購入ローカル線のチケットは、数年前には日にち指定がなかったのですが、今は日にちを指定して購入、時間指定はないので刻印が必要で、所要時間1時間強のアレッツォやピサのチケットには、4時間有効と記載されています。
切符購入時点では、どの電車に乗るのか確定していないので列車番号の記載はなく、出発駅と目的の駅名、経路ある場合いずれの経路かを示す表示があります。
そして、駅の出発案内は終着駅と列車番号と出発予定時刻が表示されていますが、通過駅の表示は出ていないので、切符を買う際に列車番号をメモしておくか、写真を撮っておくと安心です。
券売機によって切符がこんなに違います。
どの電車に乗ればいいのかわからない場合、サンタマリアノヴェッラ駅は、コンコースのゲートの中の中央付近に、時刻表の大きな掲示板があります。
黄色っぽいクリーム色が出発です。
すべての路線の通過駅の予定到着時刻も載っています。
プラットホーム番号はあくまで予定なので、列車番号と出発予定時刻、到着予定時刻をチェックしたら、それを手掛かりに電光掲示でチェックしてください。
サンタマリアノヴェッラ駅の発着ホームの目安は、
中央付近はイタロ、アルタヴェロチタ、
南東方面へ行くローカル線(アレッツォ、アッシジ、オルビエートなど)は向って右のマクドナルド側、
西よりと北へ行くローカル線(ピサ、ルッカ、シエナ、チンクエテッレなど)、は向って左。
1番から4番ホームは、左側カフェテリアの奥にあり、見つけづらいので気をつけてください。
このさらに左側にホームがあります。
ローカル線のほとんどは、フィレンツェが始発駅になっているので、比較的早くホームが決まって停車していることが多いです。
夏は海方面に向かう電車は混むうえに、ピサは空港もあるので、バカンス時期は余裕をもって駅に行き、席を確保してください。
楽しい旅を!!
2019.8.21

shinako

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