6月3日、フィレンツェのウフィツィ美術館が再開しました!
休館日はこれまで通り月曜日で、しばらく開館時間が短縮されます。
火曜日から金曜日は14:00~18:30、土日は9:00~18:30です。
入場者数は予約が毎時間当たり380名、予約無しの来場者と合わせて450名程度で調整していくそうです。
この数字の上限に達する心配はなさそうな今のうちに館内の状況確認と美術鑑賞のため、3か月ぶりにウフィツィ美術館へ行きました。
予約有りと無しの2方向に分かれて2番の入り口のみで対処していました。
短い列はありますが、土曜日の朝10:00と混雑しそうな時間帯だったにもかかわらず、予約無しでも10分程で荷物チェックを受けることができました。
接触を最小限にするため、これまでのようなチケットの2重3重チェックはありません。
エレベーターの利用は衛生管理上のためか、極力避けるようになっていました。
消毒ジェルが、手荷物チェック、トイレ、ブックショップなど、必要と思われるところには設置されています。
展示に関しては大きく変わったところはなく、ソーシャルディスタンスは来館者の良識に任されている感じでした。
でも、マスク着用に関しては、注意している職員の声が聞こえたので気にかけているようです。
普段から閉めている場合もある特別展やデザイン画展示室、ボナコッシコレクションは閉まっていました。
人が多いと感じたのは入場の際だけです。
鑑賞ペースはそれぞれ違うので、有名作品を独り占め、展示室を独り占めという状況もしばしばありました。
残念だったことが、ウフィツィ美術館のテラスがすべてカフェテリアのテーブル席のスペースになっていたことです。
カフェテリアで何か注文しなければテラスに出ることができず、テラス席のパラソルでパノラマ写真が撮れなくなりました。
これまでテラスのヴェッキオ宮殿に近い東寄り半分はフリースペースだったので、お金や時間をかけずともちょっと外気を吸ってリフレッシュができ、記念写真が撮れる貴重な場所だったのです。
展示が終わり、地上階のブックショップエリアですが、売り上げが見込めないためか、フェラガモのブックショップと出口に近い小規模なブックショップは閉鎖されていました。
意外だったのは、来場者が少ないにもかかわらず出口にある郵便局が営業していたことです。
そして来場者が少なすぎるためか、エアコンが利きすぎてカーデガンを着ても肌寒く、寂しさを感じました。
夕方若者が集まるエリアは早くもいつもと変わらぬ賑わいを見せているのですが、有料観光エリアは賑わうまでまだ時間がかかりそうです。
2020.6.10

shinako

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