イタリアで人気のパニーノ。
お昼時にサクッと軽く済ませたい時には、最高のストリートフードです。
人気が人気を呼んで、物議を醸し出したフィレンツェ中心部では、なんと、「路上での立ち食い禁止条例」が発令されました。
通りには、警察の人が立っています。
発令されたのは、今から約1ヶ月半ほど前の9月4日。
特例として、一部地域での立ち食いを禁止し、違反を犯す者には罰金を課すというもの。
その額、実に167ユーロから最高で500ユーロという、パニーノにしては、高額な罰金です。
安くて美味しいものを食したい地元民や観光客にとっては、たまったもんではありません。
この条例は、イタリア中で、話題にのぼりました。
話題の発信元は、この通り。
Via dei Neri(ネーリ通り)には、数多くのパニーノ屋さんや食品店が立ち並んでいます。
実は、この条例が発令される1ヶ月ほど前の8月のある日、革屋さんの店頭の歩道に座り込んでパニーノを食べる観光客と店の経営者が喧嘩となり、警察沙汰になったことが発端ですが、その前からも、マナーの低い観光客に悩まされ、何度も住民が訴えていました。
そこで、戒めとして、今回の条例が発令されたワケですが、特定されている通りは、ほんの一部です。
話題に上った、Via dei Neri の他、ウフィツィ美術館裏の広場(Piazza del Grano)
それから、Via della Ninna。
ウフィツィ美術館とベッキオ宮殿の間の道です。
そして、もちろん、ここも。
ウフィツィ美術館。
結局、ウフィツィ美術館の周り一体のみが禁止区域のようです。
参考までに、コントロール対象の時間は、お昼12:00〜15:00と夕方過ぎの18:00〜22:00。
歩道に座ったり、立ったまま食べる…というのがダメなんだそうで、ゆっくり食べ歩いて過ぎ去るのは大丈夫なんだとか。
おかげで、テーブルや椅子を用意したお店が増えたみたいです。
この条例も、来年2019年の1月6日までなんだそうですが、この辺りでパニーノを買うんであれば、近くのベンチがある公園に行って食べるのがいいかもしれません。
2018.10.24

yuki

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