10月の終わり、Vinoèというワインイベントに行ってきました。
今回は、FISARというアソシエーションが企画した試飲会で、トスカーナ地方に限らず、イタリア全土のワインが楽しめるという、面白い企画です。
会場は、フィレンツェではお馴染みのStazione Leopolda (スタッツィオーネ・レオポルダ)。
プラート門近くのこの会場は、いつも何やらイベントが開催されていますが、その内装もまた、興味深いです。
今回は、こんな感じになってました。
ざっと見た感じ、やはり、トスカーナ州のブースが多いですが、他の地方のブースもちらほらと点在しています。
並びは、アルファベット順。
州ごとに分けてくれてあった方が、分かりやすいな…と思うのは、日本人だからでしょうか。
もちろん、ワインの種類も千差万別です。
泡ものから始め、白ワインを味見します。
この白は、トスカーナはサンジミニャーノのベルナッチャですが、すごく美味しく、聞けば、ガンベロロッソという評価で「3 bicchieri」 。
3 bicchieri(トレ ビッキエーリ)というと、「グラス3つ」という評価で、言ってみれば、5つ星ホテルのまさに5つ星みたいな感じです。美味しいわけです。
一通り、白ワインを満喫したら、赤ワインを試飲します。
それぞれのブースで、数種類のワインをテイスティング出来るので、熟成別で試飲できたりします。
作り手と試飲する人が、いろいろお喋りできたりして、見ている方も楽しい気分になります。
マルケ州のパッシート。
パッシートというと、琥珀色のデザートワインをイメージしちゃいますが、こちらは、赤。
甘いですが、濃厚なチーズに合いそうな気がしました。
エルバ島のブースでは、白のパッシートと有名なアレアティコを。
並んで待った甲斐のある美味しさです。
実は、意外にも意外で、トスカーナ州のブースより、他の州のブースが激混みでした。
イタリアって地域色が強いので、この辺りのエノテカやスーパーでは、圧倒的にトスカーナ産が多いのに、それを払拭するかのような、この人気。
普段味わうことのない多くのワインを味わいましたが、最後はやっぱり、トスカーナで。
ヴィンサントを頂きました。
生産本数、わずか2000本という貴重な味を最後に、この会場を出た時には、すっかり満足感でいっぱいでした。
たまには、こういうのも良いですね。
2018.11.7

yuki

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