2017年9月9日
雨模様のこの日、フィレンツェ郊外のグレーヴェ・イン・キャンティ の小さな広場には、多くの人で賑わっていました。
それもそのはず、毎年、キャンティクラシコ協会主催によるワインイベントが、ここ グレーヴェ イン キャンティ で開かれるのです。
今年は、9月7日から4日間、開催されていました。
まずは、会場中心にあるチケット売り場で、グラスとチケットをゲットします。グラス付きで10ユーロ。試飲は、7箇所まで。各ブースで最高4回まで試飲できます。
そうは言っても、多くの人で賑わっているのと、イタリア人のおおらかな性格も手伝って、チケットを切らないブースも多々あります。
用意された試飲用ワインは、通常のキャンティクラシコを中心に、熟成したキャンティクラシコリセルバやスーパータスカン、ヴィン サント、オリーブオイルなど、各ワイナリーの代表的なものばかり。どれも、魅力的です。
キャンティクラシコは2014年もの、リセルバは2013年のものを取り扱っているところが多かったです。
気になるのは、今年の出来。雨が少なく乾燥が心配される中、各ワイナリーに、今年の出来は、どう予想されるか、さっそく聞いてみました。
「出来は悪くないんだけどね、量が少ないかな。」
「大丈夫!」と、答えてくれたところもありますが、大方、このような意見。これからが摘み取りの時期で、少しでも、良質のワインが多くできることを祈るばかりです。
今年の参加数は66ワイナリー。いつもよりは、少なめな感じで、経済的な厳しさを感じさせるものがありました。
2017.9.20
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yuki
イタリア在住20年以上。フリーランスとして、さまざまなサイトでライターとして活躍中。イタリアの魅力と旬な情報を日本に紹介しています。
趣味は、おいしい食材を求めて、いろいろなところを巡ること。

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