ブルネレスキとギベルティ ブルネレスキの名前がフィレンツェ市民にとどろいたのは、このときが最初ではありませんでした。 《サン・ジョバンニ洗礼堂》 サン・ジョバンニ洗礼堂は、ドゥオモのすぐ西隣にあります。西隣と言われても方 […]
フィレンツェの美術館
メディチ家とフィレンツェ(その2)
【2】フィレンツェ市内でメディチ家に関連するところ ②ヴェッキオ宮殿 1299年から1314年にかけて建設されました。フィレンツェの政庁舎として使われましたが、メディチ家が所有していた時期(1540年〜49年)もあります […]
メディチ家とフィレンツェ(その1)
2013年に、「メディチ家の館と庭園」が、ユネスコの世界遺産に登録されました。登録内容をみますと、メディチ家にゆかりのある館(ヴィッラ)が12館、庭園が2つです。フィレンツェ市内には、ピッティ宮殿のボーボリ庭園、フィエー […]
聖母像(その9) 《ピエタ》
「聖母」像には「受胎告知」図のほかに、これまた数限りなく描かれた「聖母子」図などがありますが、ここでは「ピエタ」の彫刻を取り上げます。 ミケランジェロ《ピエタ》 「ピエタ」とは、慈悲心といった意味ですが、死後に十字架から […]
聖母像 《受胎告知》画(その8)ティントレット(続き)
ティントレット《受胎告知》 つい最近、若桑みどり(1935-2007年)さんの『絵画を読む イコノロジー入門』(ちくま学芸文庫、2022年)が出版されました。この本は、もともとは1993年に出た本で、そのさらに原型は、 […]
聖母像 《受胎告知》画(その7)ティントレット
ティントレット《受胎告知》 すでに書いた「ティツィアーノ(その8)宗教画」のところで、短期間ながらティツィアーノの工房にいたことのあるティントレット(1518-94年)の《受胎告知》にふれました。これは、フィレンツェに […]
聖母像 《受胎告知》画(その6)メッシーナ
5回にわたり、フィレンツェにある《受胎告知》画をみてきました。今回は、フィレンツェにあるわけではないのですが、印象深い《受胎告知》画を取り上げておきます。フィレンツェとの関連も意識して書いていきます。 アントネロ・ダ・ […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その5)レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 では、レオナルドの《受胎告知》(1472年頃)にふれましょう。この連載の(その1)に作品を掲げましたが、ここでも掲げておきます。 レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 ウフィツィ美 […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その4)ボッティチェッリ
ボッティチェッリの《受胎告知》 前回述べたフィリッポ・リッピは、サンドロ・ボッティチェッリ(1445-1510)の師でもありました。ボッティチェッリはもちろん、ウフィツィ美術館の名品《春(プリマヴェーラ)》と《ヴィーナ […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その3)リッピ父子
フィリッポ・リッピの《受胎告知》 ベアト・アンジェリコとほぼ同時代のフィレンツェ派の画家がフィリッポ・リッピ(1406-69年)です。リッピは、《受胎告知》のテーマの作品を10作ほど残している(『レオナルド・ダ・ヴィン […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その2)フラ・アンジェリコ
フラ・アンジェリコの《受胎告知》 前回みたサンティッシマ・アンヌンツィアータ聖堂のすぐ近くに、サン・マルコ美術館(修道院)があります。 この修道院の修道士の有名人はふたり。ひとりはサヴォナローラ(1452-98年)で […]