政治思想家のマキャベリ。
代表的な著書の『君主論』は有名ですが、そのマキャベリ、実はワインも作っていたんです。
そのマキャベリワイナリーに行ってきました!
フィレンツェ中心街から30分ほどで、キャンティ地方の緑いっぱいのマキャベリワイナリーへ到着。
ここは、マキャベリの父が所有していた家。
ここで、マキャベリは、『君主論』を書きます。
現在は、ミュージアムになっていて、マキャベリが『君主論』を書いた机が残っています。
『君主論』が書かれたのが、1532年ですから、約480年前の机と椅子が残ってるなんてすごいです!
その他にも、マキャベリが使っていた本棚、マキャベリが食事をしていた食卓も残っていました。
家は、そのままなので、台所やテラスなども、そのまま残っています。
さて、メインのワイン蔵ですが、地下に大きな樽がたくさんあり、ワインはここで熟成します。
マキャベリもここで熟成したワインを飲んでいたのですね。
当時、ワインもけっこう定評があったそうで、フィレンツェからワインを買いに来る人もいたそうです。
このワイン蔵から隣の地上に続く秘密の地下道があります。
この地下道は、地上のレストランにつながっています。
このレストラン、中世には、旅人が食事をとる休憩所だったんです。
逮捕されて、いわゆる島流しされていたマキャベリ。
外部の人との交流が禁じられていましたが、この秘密の地下道を通って、休憩所で休憩する人々とこっそり交流をしていたそうです。
かんじんなワインの試飲ですが、試飲するワインは、レストランの名前にもなっている「アルベルガッチョ」、キャンティ地方でメインの「キャンティ・クラシコ」、「君主論」という名の「プリンチペ」の3種類です。
ワインの試飲と一緒に、レストランでランチです。
レストランは、カジュアルな雰囲気。
写真の左側の席に、マキャベリはいつも座っていたそうです。
ズッキーニとモッツアレラチーズのガルガネッリパスタ。
レストランにあるマキャベリワイナリーのワイン。
ここで、ワインも購入できます。
レストランの前には、ブドウ畑も広がります。
500年前から変わらない家と景色、、、感慨深いです。
そして、なによりも、ワインが造られた場所で飲むワインは最高です!
フィレンツェ・イン・タスカでは、いろいろなワイナリーツアーがあります。
ワイナリーツアーはこちらから!!
2016.8.31

yuka

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1998年4月、留学中に電話予約して行きました。食事をし、ワインをいただき、全部で2500円しなかったかも。ワインは2本買って、その日のうちに飲み切ってしまいました。1本1000円しなかったけど、ものすごく美味しかった。
当時は「君主論」を原語で読みたくて勉強していましたが、イタリア語はすっかり忘れてしまい…。懐かしいです。
マキャベリのワイナリーに行かれたのですね!
現地で食べる食事、ワイン、おいしいですよね!