イタリアは、世界遺産の数が世界で最も多く、魅力あふれる国です。
いつかイタリア旅行をしたいと思っているかた、旅行の計画があるかた、もう1度行きたいかた。イタリア旅行の前に知っておきたいことをおさえておけば、イタリア旅行がもっと楽しいものになるでしょう。
イタリア旅行の前に知っておきたいことを、基礎編、ホテル編、レストラン編、観光編にわけてご紹介します。今回は、ホテル編です。
見落としがち ホテルでの注意点
滞在税がかかる
イタリアのホテルでは、滞在税(city tax)がかかります。
滞在税は、市、ホテルのランクによって異なります。滞在税は通常現地払いですので、事前に宿泊代を支払っている場合も、ホテル現地での支払いが必要です。
滞在税は、人数および宿泊日数に課税されますので、滞在税単価が5ユーロの場合、2人で3泊すると、5×2×3で30ユーロになります。
アメニティをたよりにしない
イタリアのホテルのアメニティは、日本のように充実していません。
たいてい備え付けてあるものは、石鹸、シャンプー兼ボディソープ、シャワーキャップです。
歯ブラシ、コンディショナー、カミソリはないところが多いです。
ナイトウエアはまずありません。
4ツ星、5ツ星のホテルには、スリッパがあることがありますが、3ツ星以下のホテルには、スリッパはほとんどありません。
電気ケトルがない
観光で疲れてホテルに戻って温かいお茶が飲みたいと思っても、イタリアのホテルでは、一般的に電気ケトルがありません。
日本食が恋しくなるかもと思ってインスタント味噌汁などを持っていっても、食べることができないです。
ルームサービスでお湯をもってきてもらうか、ホテル併設のバールでお湯をもらうという方法がありますが、熱湯ではなくぬるめのお湯の場合があります。
長期滞在などでキッチンを利用したい場合は、キッチン付きのアパートメントに泊るという手もあります。
3ツ星以下のホテルの朝食には期待しない
4ツ星、5ツ星ホテルの朝食は、ビュッフェ形式で、パン、ヨーグルト、ハム、チーズ、卵、フルーツなど選択肢がありますが、3ツ星以下のホテルの朝食はびっくりするほどシンプルなことがあります。飲み物以外はパンとジャム、クッキーだけというところもあります。イタリアでは、クッキーなど甘いものを軽く食べるというシンプルな朝食が一般的だからです。
朝食に物足りなさを感じる場合は、街なかのバール(カフェテリア)に行って朝食をとるもの手です。
エレベーターがないこともある
4ツ星、5ツ星のホテルではエレベーターがありますが、3ツ星以下のホテルではエレベーターがないこともあります。
「エレベーターあり」と書かれていても、エレベーターにたどりつく前に、数段の階段があることもあります。
運べないほど重い荷物は持っていかないほうが無難です。
足腰の弱いかたは、ホテルにエレベーターがあるかしっかり確認しましょう。
イタリア旅行を計画しているかたへ
イタリアのなかでも、フィレンツェは魅力の多い街です。ルネッサンス芸術があふれる街もすばらしいですが、フィレンツェの魅力は街だけではありません。車で30分ほど走ると丘陵地帯にブドウ畑が続く風光明媚な景色が広がります。
フィレンツェを州都とするトスカーナ州は、ワインの産地です。世界に名を馳せるワインと、その土地ならではの郷土料理、職人気質のワイン生産者の話。ワイナリー体験をしたいかたはフィレンツェ・イン・タスカのワイナリーツアーをぜひチェックしてみてください。
いつまでも心に残る旅になることをお約束します。