レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 では、レオナルドの《受胎告知》(1472年頃)にふれましょう。この連載の(その1)に作品を掲げましたが、ここでも掲げておきます。 レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》 ウフィツィ美 […]
フィレンツェ発ブログ
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聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その4)ボッティチェッリ
ボッティチェッリの《受胎告知》 前回述べたフィリッポ・リッピは、サンドロ・ボッティチェッリ(1445-1510)の師でもありました。ボッティチェッリはもちろん、ウフィツィ美術館の名品《春(プリマヴェーラ)》と《ヴィーナ […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その3)リッピ父子
フィリッポ・リッピの《受胎告知》 ベアト・アンジェリコとほぼ同時代のフィレンツェ派の画家がフィリッポ・リッピ(1406-69年)です。リッピは、《受胎告知》のテーマの作品を10作ほど残している(『レオナルド・ダ・ヴィン […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その2)フラ・アンジェリコ
フラ・アンジェリコの《受胎告知》 前回みたサンティッシマ・アンヌンツィアータ聖堂のすぐ近くに、サン・マルコ美術館(修道院)があります。 この修道院の修道士の有名人はふたり。ひとりはサヴォナローラ(1452-98年)で […]
聖母像 フィレンツェの受胎告知画(その1)
はじめに 宮下規久朗氏『聖母の美術全史 信仰を育んだイメージ』(ちくま新書、2021年6月)が刊行されました。 古くは、3世紀後半のローマのカタコンベにみられる聖母像から、ヨーロッパの植民地となった南米などにおける聖 […]
ティツィアーノ(その8)宗教画
これまで7回にわたり、ティツィアーノについて、その裸体画、肖像画を中心に述べてきました。フィレンツェに残る作品を中心にと考えたのですが、ふり返ると、フィレンツェ以外に残る作品にもふれました。 ティツィアーノは、その生 […]
ティツィアーノ(その7)ダナエとレダ
ダナエ この連載の(その2)で、ティツィアーノの《ダナエ》にふれました。 ダナエは、「黄金の雨」に変身したゼウスの誘惑によって身ごもりました。ダナエの像を、いろいろな画家が描いています。まずはレンブラント(1606- […]
ティツィアーノ(その6)《聖愛と俗愛》について
画集などでよく見かけるティツィアーノ作品に《聖愛と俗愛》があります。これは、フィレンツェではなく、ローマのボルゲーゼ美術館にある作品です。 ティツィアーノ《聖愛と俗愛》 Titian, Public domain, v […]
ティツィアーノ(その5)ウフィツィ美術館のティツィアーノ作品
この連載の(その1)で、《フローラ》と《ウルビーノのヴィーナス》にふれましたが、それらはいずれもウフィツィ美術館所蔵のティツィアーノ作品です。ウフィツィ美術館には、そのほかにも、ティツィアーノ作品があります。 ティツィ […]
フィレンツェの守護聖人
6月も後半、夏至も過ぎ、フィレンツェ市の守護聖人の日、6月24日のサン・ジョバンニの日がやってきます。 この日は、例年ですと、フィレンツェ市の祭日で古式サッカー(カルチョ・ストーリコ)の決勝戦と、夜にはミケランジェロ広場 […]
フィレンツェ、ダンテの特別展とジョット
修復工事中のバルジェッロ美術館(国立博物館)で開催されているダンテ(1265-1321)の特別展へ行ってきました。 ダンテ没後700年を記念するもっとも大規模な特別展は、フォルリというアドリア海側の街で開催されており、車 […]