ダナエ この連載の(その2)で、ティツィアーノの《ダナエ》にふれました。 ダナエは、「黄金の雨」に変身したゼウスの誘惑によって身ごもりました。ダナエの像を、いろいろな画家が描いています。まずはレンブラント(1606- […]
美術館
ティツィアーノ(その6)《聖愛と俗愛》について
画集などでよく見かけるティツィアーノ作品に《聖愛と俗愛》があります。これは、フィレンツェではなく、ローマのボルゲーゼ美術館にある作品です。 ティツィアーノ《聖愛と俗愛》 Titian, Public domain, v […]
ティツィアーノ(その5)ウフィツィ美術館のティツィアーノ作品
この連載の(その1)で、《フローラ》と《ウルビーノのヴィーナス》にふれましたが、それらはいずれもウフィツィ美術館所蔵のティツィアーノ作品です。ウフィツィ美術館には、そのほかにも、ティツィアーノ作品があります。 ティツィ […]
ティツィアーノ(その4)パラティーナ美術館のティツィアーノ作品
前回述べましたように、ティツィアーノは、君主や教皇の肖像画を描いたのですが、それだけでなく、より広い範囲の人びとの肖像画を数多く描きました。フィレンツェのピッティ宮殿にあるパラティーナ美術館にも、そういうティツィアーノ […]
ティツィアーノ(その3) 君主の肖像画
前回、ミケランジェロによるティツィアーノ評をみましたが、色彩を特色とするティツィアーノ作品の評判は高まり、ヴェネツィアは、ローマと並んでヨーロッパ絵画の中心地となっていきます。こういう流れのなかで、ティツィアーノは、肖 […]
ティツィアーノ(その2)フィレンツェ派とヴェネツィア派
ティツィアーノに《ダナエ》という絵があります。 ティツィアーノ《ダナエ》 Titian, Public domain, via Wikimedia Commons ナポリ、カポディモンテ美術館 1545-46年 120 […]
ティツィアーノ(その1)フィレンツェを中心に
少し前のことになりますが、2017年1月から4月にかけて、東京都美術館で、「ティツィアーノとヴェネツィア派」展が開催されました。そのときの「目玉」になった絵画が、ティツィアーノの《フローラ》と《ダナエ》でした。(《ダナ […]
疫病と絵画(その2) ペスト、聖セバスチャン
フィレンツェで見る聖セバスティアヌス 前回ふれたマクニール『疫病と世界史』に、 「ペストの予防を目的とするカトリクの儀式では、聖セバスティアヌスへの祈りが中心となった。矢に射抜かれた瀕死の聖人は、その死がペスト感染の見 […]
ダンテの家、『神曲』、 サン・マルティーノ礼拝堂とロッビア
フィレンツェのドゥオーモとウフィツィ美術館とのちょうど中間くらい、ダンテ・アリギエーリ通りに面して、「ダンテの家」があり、博物館になっています。ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)がここで生まれたとされているとこ […]
カラヴァッジョ生誕450年(その7)
これは「フィレンツェ・イン・タスカ」のブログですから、地元のフィレンツェとカラヴァッジョについて少しふれましょう。 フィレンツェとカラヴァッジョ作品 カラヴァッジョとフィレンツェの関係といえば、1592年にミラノから […]
カラヴァッジョ生誕450年(その6)
カラヴァッジョの後世への影響 この連載の(その1)で、カラヴァッジョ作品《キリストの埋葬》は、「ルーベンスにはじまり、フラゴナール、ジェリコー、セザンヌにいたる幾多の画家たちによって模写されてきた」ことにふれました。こ […]