今回は、フィレンツェのトレッキングコースについてのお話です。 参加したのは、フィレンツェがロックダウンになる直前に開催されたガリレオ・ガリレイの足跡をたどるコースです。 ヴェッキオ橋からスタートし、フィレンツェで一番歴史 […]
疫病と絵画(その3)ペストと画家
コロナウィルス感染症との連想で、ペストに関することを書いてきました。 ペスト、フィレンツェといえば、すぐに思い出すのは、14世紀半ばのボッカッチョの物語集『デカメロン』(原作1348-53年。日本語訳は各種。講談社文 […]
第二次世界大戦期のフィレンツェ
イタリアでは、3月28日から夏時間を迎え、日本との時差は7時間となりました。そして、もうすぐ4月4日の復活祭を迎えます。 想定内のこととはいえ、復活祭を前にフィレンツェも、3月29日からコロナ感染のレッドゾーンとなりまし […]
疫病と絵画(その2) ペスト、聖セバスチャン
フィレンツェで見る聖セバスティアヌス 前回ふれたマクニール『疫病と世界史』に、 「ペストの予防を目的とするカトリクの儀式では、聖セバスティアヌスへの祈りが中心となった。矢に射抜かれた瀕死の聖人は、その死がペスト感染の見 […]
イタリアの巡礼道「ヴィア・フランチージェナ」
今回は欧米人に急激に認知度が上がり人気が出てきた巡礼道、ヴィア・フランチージェナのお話です。 ヨーロッパの巡礼道というと、世界遺産にも登録されているフランスからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道が有名で […]
疫病と絵画(その1)ペスト、「死の勝利」
ペストの衝撃と絵画 新型コロナウィルス感染症の拡大につれて、感染症関連の本が売れたようです。 文学作品では、ノーベル文学賞受賞者カミュ(1913-60)の『ペスト』や、『ロビンソン・クルーソー』で知られるダニエル・デ […]
おコメの国でもあるイタリア
すっかり春になり、風は冷たくでも陽は暖かく、気持ち良い日が続いているフィレンツェです。 今日はおコメの話をさせていただきます。 3月19日、聖ヨセフの日が、イタリアでは父の日です。 お祝いの日にはお菓子が付き物で、トスカ […]
コロナ禍の国際女性デー
3月8日は国際女性の日、イタリアではミモザの日として定着している日です。 3月3日の日本のひな祭りに続いての女性の日なので覚えやすくもあります。 イタリアでは男性が職場や身近な女性に日ごろの感謝を込めて、ちょうどこの時期 […]
ダンテの家、『神曲』、 サン・マルティーノ礼拝堂とロッビア
フィレンツェのドゥオーモとウフィツィ美術館とのちょうど中間くらい、ダンテ・アリギエーリ通りに面して、「ダンテの家」があり、博物館になっています。ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)がここで生まれたとされているとこ […]
フィレンツェ、サンタ・クローチェ地区の裏路地ツアー
先日、フィレンツェ市と観光ガイド協会の共同企画のツアーに参加しました。 コロナの下での企画で、観光ガイドの仕事の意義を地元住民にも理解してほしいという趣旨での開催なので、有名なスポットを外して街をより深く知るような内容に […]
カラヴァッジョ生誕450年(その8)
カラヴァッジョとミケランジェロ 宮下規久朗氏の『西洋絵画の巨匠11 カラヴァッジョ』(小学館、2006年)は、カラヴァッジョ作品を見る際には、画像も大きく、じつにありがたい画集です。しかも、それぞれの絵に解説が付けられ […]